RHEL8・9でのカーネルパラメータの確認・設定方法まとめ

カーネルパラメータとは、OSの挙動を制御するパラメータのことです。

下記のコマンドを実行して現在のすべてのカーネルパラメータを確認します。root権限での実行が必要です。

# sysctl -a

カーネルパラメータを一時的に設定するには下記コマンドを実行します。下記のコマンド実行で設定されたカーネルパラメータは再起動すると元の状態に戻ります。

# sysctl <TUNABLE_CLASS>.<PARAMETER>=<TARGET_VALUE>

下記コマンドでカーネルパラメータの永続的な設定を行います。

# sysctl -w <TUNABLE_CLASS>.<PARAMETER>=<TARGET_VALUE> >> /etc/sysctl.conf

/etc/sysctl.conf ファイルのカーネルパラメーターのデフォルト値が上書きされます。変更は、再起動なしで即座に設定が永続的に反映されます。

/etc/sysctl.d/ ディレクトリーの設定ファイルを手動で変更して、カーネルパラメーターを調整することも可能です。詳細はRHEL9についての公式ドキュメントを参照ください。

5.4. /etc/sysctl.d/ の設定ファイルでカーネルパラメーターの調整 | Red Hat Product Documentation
5.4. /etc/sysctl.d/ の設定ファイルでカーネルパラメーターの調整 | Red Hat Documentation
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