Red Hat Enterprise Linux 9で実装可能なファイルシステムをまとめました。
第1章 利用可能なファイルシステムの概要 | Red Hat Product Documentation
第1章 利用可能なファイルシステムの概要 | Red Hat Documentation
RHEL9で使用可能な主なファイルシステム
下記Red Hat公式サイトに記載の、RHEL9で使用可能な主なファイルシステムを表に抜粋しました
第1章 利用可能なファイルシステムの概要 | Red Hat Product Documentation
第1章 利用可能なファイルシステムの概要 | Red Hat Documentation
用途 | ファイルシステム |
ディスクまたはローカルのファイルシステム | XFS, ext4 |
ネットワーク、またはクライアント/サーバーのファイルシステム(NASなどの共有フォルダ) | NFS, SMB |
共有ストレージまたは共有ディスクのファイルシステム(クラスタ構成) | GFS2 |
ボリューム管理ファイルシステム | Stratis |
一般的なディスク(ディレクトリ)に対してはXFS(エックスエフエス)で実装します。
RHEL9ではXFSがデフォルトのファイルシステムになります。
XFSの仕様、詳細について
RHEL9の公式ドキュメントにXFSの使用の詳細があります。
第9章 XFS の使用 | Red Hat Product Documentation
第9章 XFS の使用 | Red Hat Documentation
ext4とXFSのコマンド比較
以下はext4とXFSのコマンド比較です。
9.2. ext4 および XFS で使用されるツールの比較 | Red Hat Product Documentation
9.2. ext4 および XFS で使用されるツールの比較 | Red Hat Documentation
XFSとext4の比較
XFSとext4の比較は以下のRHEL9公式ドキュメントに記載があります。
XFSではサイズの縮小ができなくなりました。
ext4ではinode(ファイルの情報が書かれているデータ)が2の32乗までという制限がありましたが、XFSでは動的に(自動で)inodeを割り当てる領域を調整するため、inodeの容量に制限がありません。
1.5. XFS と ext4 の比較 | Red Hat Product Documentation
1.5. XFS と ext4 の比較 | Red Hat Documentation
inodeの詳細は以下に記載があります。
inode は、Linux ファイルシステム内のファイルに関する情報を保持するデータ構造です。ファイルごとに inode があり、ファイルは、それが存在するファイルシステムとそのシステム上の inode 番号によって一意に識別されます。
C.5.4. Linux::Inodes | Red Hat Product Documentation
C.5.4. Linux::Inodes | Red Hat Documentation