【Windows】sysprepの概要と実施方法まとめ

OS

sysprepはWindowsの情報を最低限の設定はそのままにして初期化するコマンドのことです。sysprepの概要と使用する場面、やり方等をまとめました。

sysprepの概要

マイクロソフト公式サイトからsysprepの概要を引用します。

Sysprep (システム準備) は、Windows クライアントまたは Windows Server のインストールをイメージング用に準備します。 Sysprep は、Windows インストールから PC 固有の情報を削除 (一般化) して、それを別の PC にインストールできるようにします。 

404 - コンテンツは見つかりませんでした

sysprepは、Windows Serverの構築作業時に設定やパラメータの投入が終わった後に実施するコマンドです。sysprepを実施することで、構築が終わっている仮想のWindows Serverをテンプレート化して複数のサーバーを横展開で構築することができます。

sysprepによって初期化されるのは、サーバーの横展開時に考慮すべき要素に限られるので、一度構築作業を実施した後にsysprepを実施することで複数の仮想サーバーを少ない作業で構築可能になります。

sysprepを実施せずにWindows Serverイメージを横展開した影響については後述にてまとめました。

sysprepの実施方法

sysprepはWindows Serverの以下に格納されているexeファイルを実行することで実施可能です。

%windir%\system32\sysprep

404 - コンテンツは見つかりませんでした

sysprepを実施しないとどうなるか

sysprepは、WindowsのSIDなどのWindows1台ずつに固有情報を削除します。

sysprepを実行しない場合、以下の影響が考えられます。

SID はコンピューターまたはドメインとユーザーの両方を識別するため、現在および将来のプログラムのサポートを維持するには一意の SID が必要です。 

Windows インストールのディスク重複 - Windows Server
WINDOWS インストールを複製または複製するための SID とサポートされている方法について説明します。

sysprepを実行しない場合、WSUSでアップデートされるプログラムのサポートに影響が出ます。

また、sysprepは次の情報についても初期化を実施するため、sysprepを実行しない場合、次の機能についても影響が出ます。

コンピューター SID に加えて、イメージ化するには、他の多くのコンポーネントと機能をクリーンアップ、一般化、または特殊化する必要があります。 例として、次のようなものがあります。

  • イベント ログ
  • ネットワーク設定
  • Windows Media プレーヤーの設定
  • シェルの設定
  • ライセンス
Windows インストールのディスク重複 - Windows Server
WINDOWS インストールを複製または複製するための SID とサポートされている方法について説明します。

タイトルとURLをコピーしました