【データベース】Oracle Database 23aiのオペレーティング・システムの最小要件

Oracle

Oracle Database 23aiの最小ソフトウェア・バージョン要件、オペレーティング・システムの最小要件をまとめました。本記事では以下のOSにOracle Database 23aiをインストールする要件をまとめています。

  • Oracle Linux 8
  • Oracle Linux 9
  • Red Hat Enterprise Linux 8
  • Red Hat Enterprise Linux 9

共通の要件

以下のOSすべてに共通する要件をまとめました。

  • Oracle Linux 8
  • Oracle Linux 9
  • Red Hat Enterprise Linux 8
  • Red Hat Enterprise Linux 9
項目要件
SSH要件サーバーにOpenSSHがインストールされていることを確認します。OpenSSHは必須のSSHソフトウェアです。

Oracle Linux 8のOS、rpmパッケージ最小要件

Oracle Linux 8にOracle Database 23aiをインストールする際の最小要件をまとめました。

Oracle Linux 8のカーネルバージョン

Oracle Linux 8のカーネルバージョンは以下が最小要件です。

OSカーネルのバージョン
Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用したOracle Linux 8.65.4.17-2136.312.3.4.el8uek.x86_64以降
Red Hat Compatible Kernelを使用したOracle Linux 8.64.18.0-372.26.1.0.1.el8_6.x86_64以降
Unbreakable Enterprise Kernel 7を使用したOracle Linux 8.85.15.0-202.135.2.el8uek.x86_64以降

 Oracle Linuxを入手可能な最新のバージョンおよびリリース・レベルに更新することをお薦めします。

データベース・インストレーション・ガイド
次の情報を使用して、サポートされているOracle Linux 8のディストリビューションを確認します。
docs.oracle.com

rpmパッケージ

以下のパッケージがOracle Database 23aiに必要です。

bc
binutils
compat-openssl10
elfutils-libelf
fontconfig
glibc
glibc-devel
ksh
libaio
libXrender
libX11
libXau
libXi
libXtst
libgcc
libstdc++
libxcb
libibverbs
libasan
liblsan
librdmacm
make
policycoreutils
policycoreutils-python-utils
smartmontools
sysstat

Oracle Database Preinstallation RPM (oracle-database-preinstall-23ai)をインストールすると、上記のパッケージがすべてインストールされた状態となり、Oracle Database 23aiのインストール要件を満たします。

oracle-database-preinstall-23aiは以下Oracle公式サイトからダウンロードできます。

無料のOracle Database-クイック・スタート・ガイド
クイックかつシンプルなスタート・ガイドで、Oracle Database 23を無料でインストールして接続する方法をご確認ください。
www.oracle.com

Oracle Database Preinstallation RPM (oracle-database-preinstall-23ai)は、次の表にリストされているすべての必須パッケージと、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseインストールの依存性を自動的にインストールし、その他のシステム構成も実行します。Oracle Database Preinstallation RPM (oracle-database-preinstall-23ai)をインストールすると、次のパッケージがOracle Database Preinstallation RPMによって自動的にインストールされるため、パッケージをインストールする必要はありません。

データベース・インストレーション・ガイド
次の情報を使用して、サポートされているOracle Linux 8のディストリビューションを確認します。
docs.oracle.com

Oracle Clientなどのインストール時にはオプションで以下のパッケージのインストールが必要です。

要件に応じて、次のパッケージの最新リリース・バージョンをインストールします。


ipmiutil (Intelligent Platform Management Interface)
libnsl2 (Oracle Database Clientのみ)
libnsl2-devel (Oracle Database Clientのみ)
net-tools (Oracle RACおよびOracle Clusterware)
nfs-utils (Oracle ACFS)

データベース・インストレーション・ガイド
次の情報を使用して、サポートされているOracle Linux 8のディストリビューションを確認します。
docs.oracle.com

Oracle Linux 9のOS、rpmパッケージ最小要件

Oracle Linux 9のカーネルバージョン

OSカーネルのバージョン
Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用したOracle Linux 8.65.4.17-2136.312.3.4.el8uek.x86_64以降
Red Hat Compatible Kernelを使用したOracle Linux 8.64.18.0-372.26.1.0.1.el8_6.x86_64以降
Unbreakable Enterprise Kernel 7を使用したOracle Linux 8.85.15.0-202.135.2.el8uek.x86_64以降

Red Hat Enterprise Linux 8のOS、rpmパッケージ最小要件

Red Hat Enterprise Linux 9のOS、rpmパッケージ最小要件

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