ポート番号の概要をまとめました。
ポート番号とは
ポート番号は通信のプロトコルを判別する番号です。ポート番号によってどのプロトコルで通信を行っているかを識別します。
トランスポート層で識別する
ポート番号はOSI参照モデルの第4レイヤーであるトランスポート層で識別を行います。
TCPとUDPのポート番号がある
ポート番号には、TCPで通信するものとUDPで通信するものがあります。同じポート番号でもTCP、UDPどちらでも通信するポート番号もあります。
ポート番号は0~65535までの65536通り(ポート番号は0から65535までだが、パターン数は0から数えて65536通りある)
ポート番号は2の16乗である65,536個あります。ポート番号0から65,535までがポート番号です。
ウェルノウンポート(システムポートとも)
0から65,535までのポート番号のうち、0から1023番までのポート番号はデフォルトでポート番号が決められているプロトコルが登録されています。ウェルノウンポートやシステムポートと呼ばれるポート番号です。
頻繁に使うウェルノウンポート番号を表にまとめました。
ポート番号 | TCP | UDP | サービス名 | プロトコル | RFC |
0 | N/A | N/A | エニーポート(any port) | ||
0 | UDP | 予約済 | |||
7 | TCP | UDP | echo | Echo Protocol | |
9 | Discard Protocol | RFC 863 | |||
13 | |||||
21 | |||||
22 | |||||
23 | |||||
25 | |||||
37 | |||||
42 | |||||
43 | |||||
53 | |||||
80 | |||||
ユーザーポート番号(登録済みポート番号、レジスタードポート番号とも)
ウェルノウンポート以外の1024–49151までのポート番号はユーザーポート番号と呼ばれ
エフェメラルポート(動的・私用ポート 番号とも)
ウェルノウンポート以外の、49152-65535までのポート番号は一時的に割り振られるポート番号で、エフェメラルポートと呼ばれるポート番号です。
49152-65535(エフェメラルポート)は送信元の識別に使用されます。