Javaと言われても、その関連する単語なのか、Javaと同じことを意味しているかなどわからないといた方に向けて、JavaとJavaに関連する用語の詳細をまとめました。
Javaの概要
まずはJavaについてまとめます。「Java」は様々なサービスで使われているプログラミング言語です。
Javaは、プログラムの処理を一つの「もの」と考える、オブジェクト指向のプログラミング言語、と呼ばれます。
サンマイクロシステムズが開発し、Oracle社とサンマイクロシステムズが合併してからはOracle社が開発を続けているプログラミング言語です。
より詳細は以下のサイトが参考になると思います。
Javaに似ているプログラミング言語JavaScript
JavaScriptは、ウェブサイトのアニメーションやゲーム開発、アプリ開発等で使用されるプログラミング言語です。
JavaScriptもJavaと同じく、「オブジェクト指向言語」のプログラミング言語に分類されますが、サンマイクロシステムズが開発した言語ではなく、「ネットスケープコミュニケーションズ」という会社が開発したプログラミング言語です。
JavaScriptという名前の由来は、もともと「LiveScript」という名前のプログラミング言語としてJavaに似たプログラミング言語の開発がネットスケープによってされていたが、ネットスケープとサン・マイクロシステムズが業務提携していた事もあったためJavaScriptという名前に変更されたことによります。
JavaとJavaScriptの構造は英語とドイツ語ほど異なるという意見もあります。
JavaScript とよく似た名前のプログラミング言語に、Sun Microsystems 社が開発した Java があります。Java と JavaScript は名前もよく似ていますし、いずれも C 言語を祖先として生まれた言語なので記述もよく似ていますが、まったく別物です。英語とドイツ語くらいの違いがあります。
J2EE、JavaEEとは
「J2EE」はJava 2 Enterprise Editionの略語です。
「Java EE」はJava 2 Enterprise Editionがバージョン6から「2」の表記が削除され、Java Enterprise Editionに戻った表記です。
J2EE、Java EEもどちらも同じ「Java Enterprise Edition」のことです。
Java SEとは
「Java SE」は「Java Standard Edition」のことです。
Java MEとは
Java MEは「Java Micro Editon」のことです。
JavaとJDK、OpenJDK、OracleJDK
Javaには、Standard EditionやEnterprise Editonのほかに、JDKと呼ばれるものがあります。
JDKは「Java Developer Kit」のことで、Javaを用いた開発環境を構築するために使用されるものです。
JDKにはOpen JDKとOracle JDKが存在し、Open JDKはOracle、Red Hat、他コミュニティ関係者によって開発されているオープンソースの無償で使用ができるJDKで、Oracle JDKはOracle社が開発しているクローズドソースの有償ライセンスが必要なJDKという違いがあります。
なおJDKは後述のJREを含みます。
JavaとJRE
JREは「Java Runtime Environment」のことです。
JVMとは
JVMはJava Virtual Machineのことです。
JVMはWindow、Linuxなど、各OSに対応したものを使用します。
JVMの役割は、Java で作られたプログラムをOS上で実行できるようにすることです。
JVM (Java Virtual Machine) は、1 つの命令セットを持ち、メモリーを使用する抽象的な演算マシンです。仮想マシンは、しばしばプログラミング言語の実装に使用されます。JVM は、Java プログラミング言語の基礎となるものです。異なるプラットフォーム間で Java プログラムの移植が可能なこと、 コンパイル後のコードサイズが小さいということは、JVM によって実現されます。
