UDPの概要をまとめました。
UDPとは
UDPはUser Datagram Protocolの頭文字で、TCPと比較してスリーウェイハンドシェイクを行わないためTCPよりも高速に通信することができるプロトコルです。
User Datagram Protocol(ユーザ データグラム プロトコル、UDP)はIPネットワーク上のアプリケーション間データグラム送信を実現する通信プロトコルである[1]。
これらの違いは、いくつかの利点を生み出します。UDPは「ハンドシェイク」を必要とせず、データが正しく到着したかどうかをチェックしないため、TCPよりもはるかに高速にデータを転送することができます。
UDPの仕組み
UDPはTCPより機能がすくなくなっています。
UDPは2つの機能のみを提供する。
ホスト内通信振り分け: ポート
データグラム完全性チェック: チェックサム
UDPとTCPの違い
UDPのほうがTCPの後にできた
TCPとUDPのできた流れは以下のように説明されています。
TCPが最初に登場したのは1974年である。現在のTCPとは異なり、ルーティングなどのネットワーク層の処理とトランスポート層の処理をまとめて行うプロトコルだった。これが1978年にトランスポート層を担当するTCPとネットワーク層を担当するIP▼とに分離。現在のインターネットを支えるTCP/IPになった。さらに1980年には、TCPが抱える弱点を補う形でUDPが生まれた。

TCP/IPは1981年9月に文書化されています。
TCP/IPがRFCとして文書化されたのは、1981年9月である。IEEEの会報で公開されたTCPを元に、TCPは「端末間の接続」、IPは「通信経路の選択・転送」に機能分割された。TCP/IPはARPANETの標準プロトコルに採用され、現在のTCP/IPを中核とするプロトコルのスイート(群)が確立した。
