UDPとは:TCPとの違いなどまとめ

UDPの概要をまとめました。

UDPとは

UDPはUser Datagram Protocolの頭文字で、TCPと比較してスリーウェイハンドシェイクを行わないためTCPよりも高速に通信することができるプロトコルです。

User Datagram Protocol(ユーザ データグラム プロトコル、UDP)はIPネットワーク上のアプリケーション間データグラム送信を実現する通信プロトコルである[1]。

User Datagram Protocol - Wikipedia

これらの違いは、いくつかの利点を生み出します。UDPは「ハンドシェイク」を必要とせず、データが正しく到着したかどうかをチェックしないため、TCPよりもはるかに高速にデータを転送することができます。

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UDPの仕組み

UDPはTCPより機能がすくなくなっています。

UDPは2つの機能のみを提供する。

ホスト内通信振り分け: ポート
データグラム完全性チェック: チェックサム

UDPとTCPの違い

UDPのほうがTCPの後にできた

TCPとUDPのできた流れは以下のように説明されています。

TCPが最初に登場したのは1974年である。現在のTCPとは異なり、ルーティングなどのネットワーク層の処理とトランスポート層の処理をまとめて行うプロトコルだった。これが1978年にトランスポート層を担当するTCPとネットワーク層を担当するIP▼とに分離。現在のインターネットを支えるTCP/IPになった。さらに1980年には、TCPが抱える弱点を補う形でUDPが生まれた。

HTTP/3が必要な理由
2019年に「HTTP/3」が登場する。TCPではなくUDPを利用刷ることで、さらなる効率化を実現する。

TCP/IPは1981年9月に文書化されています。

TCP/IPがRFCとして文書化されたのは、1981年9月である。IEEEの会報で公開されたTCPを元に、TCPは「端末間の接続」、IPは「通信経路の選択・転送」に機能分割された。TCP/IPはARPANETの標準プロトコルに採用され、現在のTCP/IPを中核とするプロトコルのスイート(群)が確立した。

TCP/IPはどのように普及していったの? (1/3)
現在のインターネットは、1960年代後半から1970年代前半に登場した技術が集まって作られたネットワークである。インターネットの誕生からTCP/IPが普及するまでの歴史を振り返ってみよう。

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