chmodコマンドの概要・使い方をまとめました。
本記事では以下のディストリビューションでのコマンド実行結果を掲載しています。
- Red Hat Enterprise Linux 9.5
chmodとは
chmodはシーエイチモッド、チェンジモード(change mode)などと読む、Linuxのファイルのパーミッションを変更することができるコマンドです。
chmod の読み方 | みんヨミ! ~みんなの読み方教えてよ!~
本コマンドはチェンジモード(change mode)の略語です。
chmodを使ってみる
まずは以下のコマンドを実行して、ファイルの権限(パーミッション)を確認します。
ls -la

ファイルのパーミッションを変更する
まずはls -laコマンドでファイルのパーミッションを確認します。

以下のコマンドを実行してすべてのユーザーにすべての権限を付与します。
chmod 777 ls-file

ディレクトリのパーミッションを変更する
画像の一番下のls-commandディレクトリを例にします。777なので、読み取り権限(4)、書き込み権限(2)、実行権限(1)をすべて足した権限(7)をファイルを所有しているユーザー、ファイルを所有しているユーザーグループ、ファイルを所有していない・グループにも所属していないユーザー、つまり、すべてのユーザーに対して付与します。
chmod -R 777 ls-command

実行権限のあるファイル・ディレクトリは緑色で囲まれるため、緑色になっています。