IT資格に関する教材を提供しているexamtopicsの概要をまとめました。
- examtopics(エグザムトピックス)とは
- 教材が英語のみなのでブラウザの翻訳機能を利用して内容を確認する
- examtopics(エグザムトピックス)で取得できる資格
- 対応している資格の種類が豊富
- 無料でも使えるが確認できる問題数に制限があるのと広告が表示される
- PDFを取得するには追加で料金がかかる
- examtopicsを実際に使ってみる
- 会員登録と各試験ごとに料金の支払いが必要
- examtopicsは実際に有効か
- ブレインダンプサイトの概要
- examtopicsだけでなく、IT資格の試験問題は流出しているものが多い
- ブレインダンプの倫理観
- ブレインダンプサイトの使用による資格取得と、実技術力の乖離(かいり)を防ぐには
examtopics(エグザムトピックス)とは
examtopicsは、ITの資格に関する教材を提供しています。IT資格試験の本番で出題される試験内容に類似の問題を確認することができます。
教材が英語のみなのでブラウザの翻訳機能を利用して内容を確認する
examtopicsは、ユーザー教材の充実度や品質等クオリティが高くお勧めのサービスですが、英語のみの対応になっています。言語についてはブラウザの翻訳を使用することで日本語にして内容を確認していく必要があります。
examtopics(エグザムトピックス)で取得できる資格
examtopicsの教材は以下の資格に対応しています。
- AWS
- LPIC
- Oracle認定資格
- Cisco認定資格
- 他
対応している資格の種類が豊富
examtopicsは、クラムメディアと比較してもさまざまな資格試験に対応しています。自分の学びたい技術に関する資格の教材がおそらく提供されているはずです。
無料でも使えるが確認できる問題数に制限があるのと広告が表示される
examtopicsは無料で使うことができますが、表示される問題数に制限があることと、解答している問題の間に広告が表示されます。
PDFを取得するには追加で料金がかかる
問題と解答のPDFを取得するには追加で費用が掛かります。
examtopicsを実際に使ってみる
examtopicsを実際に使ってみます。
取得したい資格試験を探す
まずは取得したい資格を探します。
今回はAWSクラウドプラクティショナーを目標にしてみます。Popular exams>Amazonをクリックします。

Ctrl+Fをおしてクラウドプラクティショナーの英語、「Cloud Practitioner」を検索します。

二つヒットしました。古いバージョンと新しいバージョンがありますが、より新しいバージョンの試験、「AWS Certified Cloud Practitioner CLF-C02: AWS Certified Cloud Practitioner CLF-C02」をクリックします。

Browse 719 Questionsをクリックします。

これで問題が確認できます。
会員登録と各試験ごとに料金の支払いが必要
examtopicsを使っていくには、アカウントを登録して、学びたい各資格ごとに課金をすることで問題をすべて確認できるようになります。
各試験ごとに課金が必要で、例えば、LPICとAWSの資格の二つを受験したければ、それぞれ、1試験ごとに課金が必要になります。
アカウントの登録は以下のページからできます。
examtopicsは実際に有効か
実際にexamtopicsを使ってみました。AWS ソリューションアーキテクトプロフェッショナルの取得に使用しました。
実際に、本番の試験で出題される問題に類似した問題が確認できるので、かなり有効な試験対策になりました。
ただし資格試験によってはexamtopcs側でユーザーがあまりおらず、メンテナンスされていない資格もありそうなので一概に有用とは言えません。受験者の多い人気の試験におすすめのサービスです。
ブレインダンプサイトの概要
ブレインダンプサイトとは、IT資格などの資格試験の問題と解答を暗記して、その暗記をもとにして情報を抜き取ったカンニングサイトのことです。
examtopicsは、本番試験に近い内容を提供しているといわれている中、実際にはブレインダンプサイトの可能性があります。
ブレインダンプの是非については、日米で考え方に違いがあり、アメリカでは原則過去問は非公開、日本では原則国家資格であっても過去問は全面的に公開するのが原則、と全く異なります。
ブレインダンプの是非については以下の記事で詳細をまとめています。
examtopicsだけでなく、IT資格の試験問題は流出しているものが多い
そもそもexamtopicsのみならず、IT資格試験の問題はCCNA、LPICなど問題が明らかに流出していると思われるものも多く、examtopicsのみならず、試験対策として使うことができるレベルの問題が流出しているサイトも存在します。
特にexamtopicsはここ最近値上げもあるため、他のexamtopicsに類似するサイトを紹介します。
awslagi.comであれば無償でAWS認定クラウドプラクティショナーを演習できる
以下awslagi.comでは、人気のAWS認定資格、AWS認定クラウドプラクティショナーの本番試験を無償で確認することができます。

AWS認定クラウドプラクティショナーの概要については以下の記事で詳細をまとめています。
WIジャパンでも資格試験の演習を提供
当サイトを管理しているWIジャパンもIT資格試験の演習を提供しています。
ブレインダンプの倫理観
筆者が務めていた某SES企業では、会社のお金で資格を取得するプログラミングスクールのようなところへ通っていました。
そのプログラミングスクールでは明らかにブレインダンプの問題が提供され、実質的にIT資格試験の問題と解答をカンニングした状態で資格を取得しました。
このような形での資格取得をさせているSES企業、プログラミングスクールが世にはびこっていることには正直とても驚きましたが、これは今の日本社会の資格文化の実態です。
日本の国家資格である基本情報試験や応用情報試験では、過去問が一般公開されているため、過去問の一般公開、に関して日本では悪だという認識がない可能性が高いんだと思います。資格を提供している企業が、ブレインダンプによる資格取得は資格の取得そのものを失効にするなどというペナルティを設けていても、その資格提供側の企業の価値観・考え方が日本のローカルルールとあっているかどうかはまた別の話です。
資格試験の過去問公開には日米間での違いがある以上、どうすることもないことかもしれませんが、現状の日本の倫理観では過去問が公開されていることに問題はない、というのが一般的です。ただし、ブレインダンプサイトを取得した資格の取得は、資格を提供している企業側がその実態を把握すれば資格の取得と受験が無効になります。日本という国の倫理観、に従えば、特段ブレインダンプサイトの使用は問題がありません。しかしそれは資格提供元の企業の求めるところではない、というのが実際のところです。
ブレインダンプサイトの使用による資格取得と、実技術力の乖離(かいり)を防ぐには
ブレインダンプサイトを利用して資格を取得すると、実質的にカンニングして資格試験に合格した状態になるので、対して技術力がついていないまま現場に出ていくということになりかねません。
ブレインダンプサイトの使用による資格取得と実際の技術力の乖離を埋めるには、資格を取得しつつ、対象の技術に実際にふれること以外にありません。
資格を持ちつつ、実際の機器の仕様についても理解があれば、現場に出ても役に立たない人材として評価されることはありません。



