オフィス内やデータセンターのラックにサーバーを搬入して環境を構築する方法とその流れをまとめました。
この記事の読者の想定
当記事の読者は以下のような方を想定しています。
- 中小企業で自社サーバーの構築を検討している
- データセンターに納品するサーバーを検討している企業の担当者
オンプレミスとは
オンプレミスは「クラウド」の反対語として使われる単語で、自社のオフィス内や自社で借りているデータセンター内にサーバーを設置して運用することを言います。
オンプレミスとは、サーバーやソフトウェアなどの情報システムを使用者(ビジネス利用の場合は企業)が管理する設備内に設置し、運用することを指します。自社運用ともいいます。
従来は一般的なサーバー運用形態でしたが、インターネットに接続されたクラウドコンピューティングといった外部のサーバーリソースをオンデマンドで利用する新たな形態が普及するにつれて、従来の形態と区別するために「オンプレミス」という言葉が使われるようになりました。
特にクラウドを使用せず、普通にサーバーを買ってそのサーバーをオフィスなどに置いて運用すること、がオンプレミスです。
まずはサーバーを選ぶ
自社で事業用に使用するためのサーバーを選びます。
ラック型かタワー型か
大規模なデータセンターのラックに備え付けるサーバーが必要な場合はラック型のサーバーを購入し、自社のオフィス内にポン付けでおいておくならタワー型のサーバーを購入します。
企業用のサーバーはDELLやHP(ヒューレットパッカード)などの公式サイトから購入が可能です。
新品のサーバーがおすすめ
以下の記事で個人が趣味でサーバーを購入して運用する方法などについてまとめていますが、企業がサーバーを運用する場合は、サーバーを提供しているメーカーからのサポートを受けたり、長くサーバーを使っていくために新品のサーバーの使用がおすすめです。
サーバーを提供しているブランド・メーカー
企業向けのサーバーは以下の企業から提供されます。
- DELL
- HPE
- Oracle
- Hitachi
- 他
サーバーブランドの選び方
サーバーのブランドの選び方を紹介します。
サーバーの選び方・カスタマイズ
物理環境・仮想環境など要件定義をしていく
サーバーにOSを複数台インストールして使用する場合はハイパーバイザー等を使用してOSを複数デプロイします。特に複数のOSを使用しない場合はOSをそのままサーバーにインストールして物理環境としてサーバーを運用します。
ウォーターフォールで開発を進める
要件定義、基本設計、詳細設計、テスト、納品と、順番に作業を進めてサーバーの構築を完了させます。