LinuCレベル1 101試験、出題範囲「1.01.4 プロセスの生成、監視、終了」の解説まとめ

IT資格

LinuCの出題範囲である「1.01.4 プロセスの生成、監視、終了」についての技術的概要をまとめて解説します。

LinuC公式サイトに掲載のある以下の出題範囲について解説します。

重要度3
概要基本的なプロセス管理を行える。
詳細ジョブをフォアグラウンドやバックグラウンドで実行する。
&, bg, fg, jobsログアウト後にも実行が継続されるようにプログラムにシグナルを送信する。
nohup, screen, tmux
活動中のプロセスを監視する。
top, ps, pstree, uptime
プロセス群を選択し、並べ替えて表示する。
pgrepプロセスにシグナルを送信する。
kill, pkill, killall
LinuCレベル1 101試験 出題範囲 | LPI-Japan
仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理が行えるエンジニアであることを認定します。試験センターの他に自宅でも受験できます。受験費用は税込16,500円。

ジョブとは

Linuxにおけるジョブとは、シェルから見た作業の単位です。書き換えると、「シェルを実行する作業単位」のことです。

シェルは、Linuxを操作するためのインターフェースのことを指します。シェルをわかりやすく表現すると、カーネルにユーザーがコマンドを伝えるためのツールということになります。

フォアグラウンドジョブとバックグラウンドジョブ

Linuxのジョブにはフォアグラウンドジョブと、バックグラウンドジョブの2種類があります。

LinuC公式サイトでは以下のようにまとめられています。

「フォアグラウンド」は、キーボードからの入力など端末からの入力を受け付ける状態のことを指します。フォアグラウンドでジョブが実行されていると、そのジョブが終了するまでシェル上で他の作業はできません。
反対に「バックグラウンド」は端末からの入力は受け付けず、裏で動作している状態のことを指します。そのため、バックグラウンドでジョブが実行されていると。ジョブの終了を待たずにシェル上で他の作業をすることができます。

プロセスの生成、監視、終了 - Linux技術者認定 LinuC | LPI-Japan
LinuCレベル1を受験される方向けに101試験の例題と解説をご紹介しています。LinuCは、クラウド・DX時代に活躍するエンジニアに求められるLinuxを中心とした技術や知識を身につけることができるLinux技術者認定試験。出題範囲に含ま...

jobsコマンドの概要

jobsコマンドを実行するとLinuxで実行中のジョブの一覧を確認することができます。

root@localhost # jobs

Red Hat Enterprise Linux 10.0で、ping localhost コマンドを実行してCtrl+Zを押下してjobsコマンドでジョブの状態を確認した例は以下です。

プロセスとは

Linuxにおけるプロセスとは、「OS上で実行中のプログラム」のことを指します。Linuxで実行中のプロセスは後述のpsコマンドで確認します。

https://linuc.org/docs/seminar/20220424_linuc1.pdf

psコマンドの概要

Linuxで実行中のプロセスは以下のpsコマンドで確認することができます。

root@localhost # ps

psコマンドのオプション

psコマンドにオプションをつけて実行することで、確認できる情報が増えます。以下ではpsコマンドのオプションについて解説します。

https://linuc.org/docs/seminar/20220424_linuc1.pdf

ps auxコマンド

psコマンドに-をつけずにauxを付けて実行すると、プロセスの情報を一覧で確認できます。

https://linuc.org/docs/seminar/20220424_linuc1.pdf

killコマンドとシグナルの送信

psコマンドで確認できるプロセスを終了させるにはkillコマンドを使用します。

killコマンドは、実行しているプロセスを終了するコマンドです。
kill コマンドの構文は以下の通りです。

kill [オプション] プロセスID

kill コマンドのオプションではシグナルを指定することができます。
シグナルの指定方法には以下の3通りあります。

kill -SIGシグナル名 PID
kill -s [シグナル名|シグナル番号] PID
kill -[シグナル名|シグナル番号] PID

よく利用するシグナルには以下のようなものがあります。

シグナル名シグナル番号説明
HUP1ハングアップ(端末の切断)シグナル
INT2キーボードからの割り込みシグナル
QUIT3キーボードからの中止シグナル
KILL9強制終了シグナル
ALRM14タイマーによる終了シグナル
TERM15終了シグナル(デフォルト設定)
CONT18一時停止しているプロセスの再開シグナル
STOP19一時停止シグナル
TSTP20端末からの一時停止シグナル
プロセスの生成、監視、終了 - Linux技術者認定 LinuC | LPI-Japan
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参考資料

当記事の作成の参考にした記事です。

https://linuc.org/docs/seminar/20220424_linuc1.pdf

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