以下のコマンドで現在のcrontabの中身を確認します。
crontab -l
以下のコマンドでcrontabを編集します。操作方法はviコマンドと同じです。iで文字を挿入し、escキー⇒:wq!で保存して終了します。保存せず終了するにはescキー⇒:q!です。
crontab -e
cronの定義は以下に格納されます。各ユーザーごとにcronファイルが作成されます。
/var/spool/cron/
crontabの書き方
crontabは以下のように記述します。
分 時 日 月 曜日
* * * * * <実行コマンドを記載>
分~曜日の箇所には以下の数値を入れることができます。何も設定しない場合は*のままで問題ありません。
| 設定項目 | 数値 |
|---|---|
| 分 | 0-59 |
| 時 | 0-23 |
| 日 | 1-31 |
| 月 | 1-12 |
| 曜日 | 0-7 (0または7は日曜日) 0=日、1=月、2=火、3=水、4=木、5=金、6=土、7=日 |
1分ごとにコマンドを実行する場合
1分ごと、つまり言い換えると、毎分実行される処理になります。
分 時 日 月 曜日
*/1 * * * * <実行するコマンド、処理>
毎分1回だけpingコマンドを実行する例は以下です。-c 1は1回だけpingを実行して疎通確認を行います。-c 1を指定しない場合は、pingによる疎通確認が継続します。
*/1 * * * * /usr/bin/ping -c 1 8.8.8.8
毎時15分にコマンドを実行する場合
1時間に1度、15分のときにコマンドが実行されます。実行タイミングは 00:15 / 01:15 / 02:15 / … / 23:15となります。
分 時 日 月 曜日
15 * * * * <実行するコマンド、処理>
毎日23時ごとにコマンドを実行する場合
毎日23:00に1回だけコマンドを実行する書き方です。
分 時 日 月 曜日
00 23 * * * <実行するコマンド、処理>
