RHEL10でホスト名の確認と設定を行ってみた

Red Hat Enterprise Linux 10.0のホスト名の設定の確認とホスト名の変更を実際に行ってみました。

以下のRed Hat Enterprise Linux 10の公式ドキュメントを参考にしながら、RHEL10のホスト名を変更します。

第15章 hostnamectl を使用したホスト名の変更 | ネットワークの設定および管理 | Red Hat Enterprise Linux | 10 | Red Hat Documentation

RHEL10のホスト名の仕様
現在のホスト名設定を表示（確認）する
新しいホスト名を設定する
設定したホスト名をRHEL10に反映する

RHEL10のホスト名の仕様

Red Hat Enterprise Linux 10の公式ドキュメントからRHEL10のホスト名の概要を引用します。

hostnamectl ユーティリティーを使用してホスト名を更新できます。

デフォルトでは、hostnamectl は次のホスト名タイプを設定します。

静的ホスト名: /etc/hostname ファイルに保存されます。通常、サービスはこの名前をホスト名として使用します。

第15章 hostnamectl を使用したホスト名の変更 | ネットワークの設定および管理 | Red Hat Enterprise Linux | 10 | Red Hat Documentation

現在のホスト名設定を表示（確認）する

以下のコマンドを実行して永続的にRHEL10に設定されているホスト名を確認します。

# hostnamectl status --static

RHEL10.0インストール後のデフォルトの状態で上記のコマンドを実行すると以下のように出力されます。何も表示されない、という状態になります。

[root@localhost ~]# hostnamectl status --static

/etc/hostnameファイルの中身も確認してみます。

[root@localhost ~]# cat /etc/hostname

なにも記載されていません。

新しいホスト名を設定する

以下のコマンドを実行して新しくホスト名を設定します。

# hostnamectl set-hostname <新しいホスト名>

今回は、Red Hat Enterprise Linux 10.0なので、RHEL100にホスト名を設定します。

# hostnamectl set-hostname RHEL100

実際に実行した結果は以下です。

[root@localhost ~]# hostnamectl set-hostname RHEL100
[root@localhost ~]#

設定したホスト名をRHEL10に反映する

設定したホスト名を反映するには以下のコマンドを実行してホスト名を設定しているデーモンを再起動するか、OSそのものを再起動します。

# systemctl restart systemd-hostnamed

# reboot

systemctl restart systemd-hostnamedコマンドを実行してホスト名が変わることを確認しました。TeraTermから操作しています。

[root@localhost ~]# systemctl restart systemd-hostnamed
[root@localhost ~]#
[root@localhost ~]#
[root@localhost ~]#
[root@localhost ~]# hostnamectl status --static
RHEL100
[root@localhost ~]#
[root@localhost ~]#
[root@localhost ~]#
[root@localhost ~]# su - user
最終ログイン: 2025/07/07 (月) 22:16:41 JST 端末:tty2
[user@RHEL100 ~]$
[user@RHEL100 ~]$
[user@RHEL100 ~]$

念のため、rootユーザーに切り替えて再起動を実施後にホスト名を再度確認してみました。問題なく設定したホスト名が反映されています。

[root@RHEL100 ~]#
[root@RHEL100 ~]# hostnamectl status --static
RHEL100
[root@RHEL100 ~]#
[root@RHEL100 ~]#
[root@RHEL100 ~]# cat /etc/hostname
RHEL100
[root@RHEL100 ~]#