【Linux】scpコマンドの使い方、概要まとめ

Linux

Linuxでファイルを転送するのに使用するコマンド、「scpコマンド」の使い方、概要をまとめました。

scpコマンドの概要

scpはSecureCoPyのことです。

scpコマンドでファイルを送信する際に使用する通信プロトコルはSSH SCPです。SSHのポート番号は22になります。

scpコマンドの構文

scpコマンドは以下の形で実行します。

scp [コピー元のローカルファイル] [リモートサーバのユーザ]@[リモートサーバのIPアドレスもしくはホスト名]:[コピー先のディレクトリ]

/home/userA/hoge.txtファイルを接続先のサーバーのrootユーザーで/tmpファイルにファイルを転送するには以下のようにコマンドを実行します。

scp /home/userA/hoge.txt root@192.168.10.1:/tmp

なお、IPアドレスではなく、ホスト名を指定してファイルを転送する場合はhostsにIPアドレスとホスト名を記載して名前解決できるようにしておきましょう。

scpコマンドのオプション

scpコマンド実行時に指定できるオプションを紹介します。

オプション名説明
-4IPv4のみ許可する
-6IPv6のみ許可する
-C圧縮して送信する
-issh接続に使用する秘密鍵ファイルを指定する
-l バンド幅使用するバンド幅(Kbit/s)を制限する
-v処理実行中の詳細を表示する
-Pssh接続に使用するポート番号を指定する
-p権限や変更日時、パーミッションを保持したままコピーする
-rディレクトリ内を再帰的にコピーする

man scpでマニュアルを確認する

manコマンドでscpコマンドの詳細を確認できます。

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