【AWS】リージョンとは?AWSのデータセンターの位置に関する単語

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AWSで使われる「リージョン」という単語についての詳細をまとめました。

リージョンの概要

「リージョン(Region)」は「地域」「地方」「領域」などを意味する英語です。

AWSでのリージョンも、その和訳と同じ意味合いで使われます。

AWSの公式サイトからリージョンの概要を引用します。

AWS にはリージョンという概念が存在します。これは、データセンターが集積されている世界中の物理的ロケーションのことです。

グローバルインフラストラクチャリージョンと AZ

AWSにおけるリージョンは、AWSが世界中で管理しているデータセンターのエリア、位置のことを指します。

例えば、東京リージョンであれば、「AWSが管理している東京のデータセンター」を意味します。

アベイラビリティゾーン (AZ) との違い

アベイラビリティゾーンは、各データセンター内のそれぞれの設備のことを示します。

論理的データセンターの各グループは、アベイラビリティーゾーンと呼ばれます。

アベイラビリティゾーンは、1つのAWSリージョン内でそれぞれ切り離されて機能を提供しています。

アベイラビリティゾーン (AZ) とは、1 つの AWS リージョン内でそれぞれ切り離され、冗長的な電力源、ネットワーク、そして接続機能を備えている 1 つ以上のデータセンターのことです。AZ によって、単一のデータセンターでは実現できない高い可用性、耐障害性、および拡張性を備えた本番用のアプリケーションとデータベースの運用が実現されています。

グローバルインフラストラクチャリージョンと AZ

リージョンとアベイラビリティゾーンの違いを表にまとめると以下のようになります。

リージョンアベイラビリティゾーン
データセンターの場所データセンター内の各設備(各場所)

AWSの公式ドキュメントには、リージョンとアベイラビリティゾーンとの違いについて以下のように記載されています。

  • リージョンは別々の地理的エリアです。
  • アベイラビリティーゾーンは、各リージョン内の複数の独立した場所です。
リージョンとゾーン - Amazon Elastic Compute Cloud
インスタンスをホストできる世界中のリージョン、アベイラビリティーゾーン、Local Zones、Outpost、Wavelength Zones について説明します。

Amazon VPCとの違い

Amazon Virtual Private Cloudとリージョンの違いは、Amazon VPCではリージョン、AZ間を通じて接続することができることです。

AWS公式サイトからAmazon VPCの説明内容を引用します。

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) とは、リソースの配置、接続性、セキュリティなど、仮想ネットワーク環境をフルで制御できるサービスです。AWS サービスコンソールで VPC を設定するところから始めます。次に、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) や Amazon Relational Database Service (RDS) インスタンスなどのリソースを追加します。最後に、アカウント、アベイラビリティーゾーン、AWS リージョンを超えて、VPC 同士の通信方法を定義します。

【公式】Amazon VPCとは(仮想ネットワーク内での AWS リソースの起動)| AWS
Amazon Virtual Private Cloud (VPC) は、定義した論理的に分離された仮想ネットワークで AWS リソースを起動できるようにするサービスです。
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