AWSのストレージサービス、Amazon S3の概要をまとめました。
Amazon S3とは
Amazon S3とはAmazon Simple Storage Serviceのことで、AWSが提供しているオンラインストレージサービスです。データを保存するのに使用するAWSのサービスになります。
Amazon S3の種類（ストレージクラス）
Amazon S3には、用途に応じて「ストレージクラス」が設定されています。適切な料金でAmazon S3を利用するために用途に応じたストレージクラスを使用します。
Amazon S3の用途
Amazon S3は以下の用途で使用できます。
- ログのバックアップ、ログのローテーション（バックアップしたログの定期的な自動削除）
- データの永続的なバックアップの保存
- S3上に保存したデータの分析
- データのレプリケーション（日本以外のリージョンにまたがってデータをバックアップ保存する）
Amazon S3の機能
Amazon S3の機能を解説します。
S3 ライフサイクル
ログをS3に保存した際に、自動で定期的に古いログを削除するように設定するなどできる機能です。
オブジェクトを管理し、ライフサイクルを通じてコスト効率の高い方法で保存できるようにライフサイクル設定を使用します。オブジェクトを他の S3 ストレージクラスに移行したり、ライフタイムが終了したオブジェクトを期限切れにすることができます。
S3 オブジェクトロック
S3に保存してあるデータを削除したり、上書きしないようロックできる機能です。
Amazon S3 オブジェクトが固定期間または無期限に削除または上書きされるのを防止します。オブジェクトロックを使用して、write-once-read-many (WORM) ストレージを必要とする規制要件を満たしたり、オブジェクトの変更や削除に対する保護レイヤーを追加したりできます。
S3 レプリケーション
S3に保存したデータを、複数のリージョンにまたがってコピーを作成する機能です。耐障害性を向上させたり、リージョンをユーザーの近くのリージョンにすることでレイテンシーを削減するなどできます。
オブジェクトおよびそれぞれのメタデータタグとオブジェクトタグを、同じまたは異なる AWS リージョン にある 1 つまたは複数のレプリケーション先バケットにレプリケートして、レイテンシーの削減、コンプライアンス、セキュリティ、その他のユースケースで活用できます。
S3 バッチ操作
AWS Lambda関数を使用してS3上のデータを操作することができます。
1 つの S3 API リクエストまたは Amazon S3 コンソールで数回クリックするだけで、数十億のオブジェクトを大規模に管理できます。バッチ操作を使用すると、次のようなオペレーションを実行できます。コピー、AWS Lambda 関数の呼び出し、数百万または数十億のオブジェクトの復元。
実際にAmazon S3を使用してみる
まずはAWSの管理画面にログインし、左上からS3を検索します。
S3をクリックします。以下の画面に遷移します。左上のバケットを作成ボタンをクリックし、S3バケットを作成します。
