AWS認定資格についてまとめました。
AWSとは
AWSはAmazonが提供するクラウドサービスです。詳細は以下の記事でまとめています。
AWSはAmazon社が管理しているサーバーの一部を企業や個人に貸し出しているクラウドサービス
AWSについてより詳しく説明すると、AWSはAmazon Web Servicesの頭文字でネットショッピングサイトで知られるAmazon社が提供しているクラウドサービスのことを指します。
クラウドサービスは、Amazonが管理しているサーバーの一部の機能を企業や個人に従量課金で貸し出して使ってもらうサービスのことを言います。
AWSに詳しいとどんなメリットがあるか
そもそも、AWSは日本国内で最もシェアの多いクラウドサービスです。AWSは様々な企業で様々な用途で使われています。AWSのサービスや技術について理解することで対応できる業務の幅が広がる上に、転職市場での価値も上がります。
AWSの資格について
AWSはAWSの認定資格を提供しています。この記事ではAWSの認定資格についての詳細を紹介します。
AWS認定資格を取得するメリット
前述の通り、AWSは日本の多くの企業で使われており、AWSについての理解があることで業務の幅が広がります。AWS認定資格を持っていることで転職市場での価値も上がるため、エンジニアとして転職がしやすくなることもメリットの一つです。
AWSの資格には難易度のランク分けと各技術分野ごとの分類がある
AWSの資格は、見出しの通り難易度ごとでランク分けされていることと、各技術分野ごとの分類があります。
AWS認定資格のランク
AWS認定資格には以下のランクがあります。
ランク | AWSで紹介されている詳細 |
Foundational認定(ファウンデーション) | AWS クラウドの基礎と主要概念を学びます。経験は一切必要ありません。 |
Associate 認定(アソシエイト) | AWS のコアスキルを検証しま しょう。クラウドまたは IT の経験があ ることが望ましいです。 |
Professional 認定(プロフェッショナル) | 高度な AWS アーキテクチャとソリューションを習得します。2 年以上の AWS 経験が必要です。 |
Specialty 認定(スペシャリティ) | 特定の AWS テクノロジーとサ ービスに関する専門知識を実 証しましょう。 |
特にこだわりがなければFoundational(ファウンデーショナル認定)から受験する
AWS認定資格には10種類を超える認定がありますが、最も難易度が低いのがファンデーショナル認定です。AWSに関して特に細かいこだわりがなければ、ファンデーショナル認定から資格を取得しましょう。
就職でアピールできるのはアソシエイト認定から
実際、AWSを専門とする職業に転職したい場合、多くの求人ではAWSソリューションアーキテクトあたりが指定されています。AWS関連のクラウドエンジニアとして転職をするときに資格をアピールしたい場合はアソシエイト認定からが就活でアピールできる資格です。
AWS関連のエンジニアになりたければAWSソリューションアーキテクト アソシエイトの取得がおすすめ
AWS関連のエンジニアになりたい場合は、AWSソリューションアーキテクト アソシエイトの取得を目指しましょう。アソシエイト資格にはソリューションアーキテクトのほかに、Sysops(システムとオペレーションを足した造語)、Developerがありますがソリューションアーキテクトは設計に関する資格であるため、まずはソリューションアーキテクトでAWSに関する設計を理解しましょう。
AWS認定資格取得の流れ
どの順番でAWS認定資格を取得していくのかについて紹介します。
一般的には、多くの人はファンデーションを取得した後にソリューションアーキテクト アソシエイトを取得します。
ソリューションアーキテクトは、「ソリューション(解決)」と「アーキテクト(設計)」を示した単語で、AWS上のシステムの設計に関する技術力を証明できるAWS認定資格です。
ソリューションアーキテクトを取得した後は以下の流れでAWS認定資格をさらに取得していくのが一般的です。
ソリューションアーキテクト取得後にプロフェッショナル資格を取るケース
ソリューションアーキテクトは設計に関する資格で、アソシエイトを取得した次にプロフェッショナルを取得することでさらに設計に詳しくなっていくケースです。
- ソリューションアーキテクト⇒ソリューションアーキテクトプロフェッショナル
AWSの設計に関するスキルをアピールしたい場合は、アソシエイトの次にプロフェッショナルを取得するのがおすすめです。
他のアソシエイト資格を取っていくケース
AWSを幅広く使えるようにするために、他のアソシエイト資格を取っていくケースもあります。
- AWSソリューションアーキテクト⇒Sysopsアソシエイト・Developerアソシエイトのどちらか⇒残ったアソシエイト資格の取得
2025年9月現在、AWS認定資格のアソシエイト資格は3種類あります。ソリューションアーキテクトを取得した後に残りの2つのアソシエイト資格を取得して幅広いAWSの知見を持った人材になることができます。
難易度によってバッジの色が異なる
各AWS認定資格の概要で使われるアイコンのバッジの色は、難易度によって異なります。
難易度 | バッジの色 |
Foundational認定 | 灰色(黒色) |
Associate 認定 | 青色 |
Professional 認定 | 緑色 |
Specialty 認定 | 紫色 |
ファンデーションのバッジの色は黒
最も難易度が低くAWSのエントリー資格であるファンデーションの難易度のAWS認定資格のバッジの色は黒色です。

アソシエイトのバッジの色は青
ファウンデーションより難易度が高く、AWSの実務作業が問題なくできるレベルの技術を証明する資格アソシエイトのバッチの色は青です。

プロフェッショナルのバッジの色は緑色
アソシエイトよりさらに高度な技術力を証明できる、プロフェッショナル資格のバッジの色は緑色です。

スペシャリティのバッジの色は紫
各専門的な技術を証明するのは紫色のバッジになります。

各技術や業務の分野ごとに資格が異なる
AWSの認定資格は、それぞれ技術や業務ごとに分類がわけられています。
以下のAWS公式資料を参考にすると、データ分析や開発等、目的ごとに必要な資格についての案内が記載されています。
https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs/AWS_certification_paths.pdf
AWS認定資格の受験料について
AWS認定資格の受験料は難易度ごとに受験料が異なります。
難易度ごとに受験料が決まっている
最も難易度が低い、ファンデーションの受験料が安く、プロフェッショナルとスペシャリティが最も難易度も受験料も高くなっています。
AWS認定資格の出題範囲
AWS認定資格の出題範囲は各資格の詳細ページで記載されています。

すべての問題が採点されるわけではない
AWSの認定資格は、出題されるすべて問題が採点されるわけではなく、一部の問題は出題はされるものの採点の対象にはなりません。
AWS認定資格を学べる教材
AWSは多くの人に学ばれている技術になります。ping-tやexamtopicsなどのサービスでAWSの教材が取り扱われているので参考にしましょう。
AWS Blackbelt
AWSが企業向けにも作成しているAWSの資料、BlackbeltもAWS認定資格の取得をサポートします。

AWS認定資格を取得するメリット
AWS認定資格を取得することで、企業に自分のAWSのクラウドに関する技術をアピールすることができます。
自習でAWS認定資格を取得する方法
AWS認定資格は自学自習でも取得できます。以下の記事で自習する方法をまとめています。