AWS Certified CloudOps Engineer – Associateの概要をまとめました。
AWS Certified CloudOps Engineerとは
AWS Certified Cloud Ops EngineerはAWSの保守等に関するAWSの認定資格です。
AWS Certified CloudOps Engineer – Associate (旧称: AWS Certified SysOps Administrator – Associate) は、AWS ワークロードのモニタリングと保守、セキュリティコントロールとネットワーク概念の実装、事業継続手順の実行、およびコストとパフォーマンスの最適化の実施におけるスキルと知識を検証します。
SysOpsからCloudOpsへ名称変更
AWS Certified CloudOps Engineerは「AWS Certified SysOps Administrator – Associate」の新しいバージョンの試験です。SOA-C02からSOA-C03にアップデートされるのに伴って名称がSysOpsからCloudOpsへ変更されました。
なぜ名称がSysOpsからCloudOpsへ変更になったか
旧名称のSysOpsのSysは「システム」を意味し、Opsは「オペレーション」を意味しています。
この旧名称で使われている「システム」というのは昨今では「クラウド」のみならず「オンプレミス」の環境でも指すことばであり、本資格はあくまで「クラウド」に関する技術の資格であることからCloudOpsに改名されたとのことです。
IT 環境は、クラウドの専門家がクラウドの用語をより綿密に理解しながら、長年にわたって進化してきました。「システム」という言葉は、オンプレミスのインフラストラクチャやデータセンター環境とも関連していて、クラウド上で日常業務を実行する最新の方法を必ずしも表現しているわけではありません。そのため、名称を「クラウドオペレーション」に変更するのは自然な流れであり、これによりクラウドでの運用管理をより正確に表すことができます。

すでに取得済みのSysOps Associateはどうなるか
取得済みのSysOpsは特に影響を受けることはありません。
AWS Certified SysOps Administrator – Associate はどうなったのですか?
最新の試験の更新の一環として、クラウド運用の進化と業界用語の変化を反映して、この認定資格の名前を AWS Certified CloudOps Engineer – Associate に変更しました。AWS Certified CloudOps Engineer – Associate への名称変更は、最新の試験バージョン (SOA-C03) に合格した人にのみ適用されます。AWS Certified SysOps Administrator – Associate を保有している人については、遡及的に変更されることはありません。
既に AWS Certified SysOps Administrator – Associate を取得している個人は、AWS Certified CloudOps Engineer – Associate 試験を受ける必要はありません。AWS Certified SysOps Administrator – Associate 認定資格は、取得日から 3 年間有効です。さらに、アクティブな AWS Certified DevOps Engineer – Professional と AWS Certified SysOps Administrator – Associate を取得している個人は、最新バージョンの AWS Certified DevOps Engineer – Professional 試験に合格することで、引き続き両方の認定資格を再認定できます。
AWS Certified CloudOps Engineer – Associate(SOA-C03)の試験概要
AWS Certified CloudOps Engineer – Associate(SOA-C03)は、他のAWS認定のアソシエイトレベルの認定と同じ受験時間、受験料、問題数の試験になります。
| 受験料 | 150USD(税抜20,000 円) |
| 受験時間 | 130 分 |
| 出題される問題数 | 65 個の問題 |
| 出題形式 | 択一選択問題または複数選択問題 |
| 合格最低点 | 720点 |
| 想定される受験対象者 | AWS 上でワークロードのデプロイ、管理、運用の経験が 1 年程度ある方 |
| 資格の有効期限 | 3年間 |

出題範囲の変更
以下の表のとおり、若干出題範囲が変わりました。
| 分野 1: モニタリング、ロギング、および修復 (20%) | 分野 1: モニタリング、ログ記録、分析、修復、パフォーマンスの最適化 (22%) |
| 分野 2: 信頼性と事業の継続性 (16%) | 分野 2: 信頼性と事業の継続性 (22%) |
| 分野 3: デプロイ、プロビジョニング、およびオートメーション (18%) | 分野 3: デプロイ、プロビジョニング、オートメーション (22%) |
| 分野 4: セキュリティとコンプライアンス (16%) | 分野 4: セキュリティとコンプライアンス (16%) |
| 分野 5: ネットワークとコンテンツ配信 (18%) | 分野 5: ネットワークとコンテンツ配信 (18%) |
| 分野 6: コストとパフォーマンスの最適化 (12%) | – |

