AWS認定ソリューションアーキテクトの試験概要と勉強方法をまとめました。
本記事は、以下のAWS公式のSAA-C03の概要を参考にしています。

AWSソリューションアーキテクトとは
AWSソリューションアーキテクトは、AWSの設計に関する技術力を証明する資格試験です。
アソシエイトはプロフェッショナルほど詳しくは問われない資格試験になります。クラウドプラクティショナーより難易度が高く、問題文も長文のものがたくさん出題されるため、クラウド初学者や実務経験のない場合、それなりに難易度の高く感じられる試験です。
問われる技術の範囲が広い
AWSソリューションアーキテクト アソシエイトは、アソシエイトといいつつ、広い範囲の技術についてかなり理解がなければ取得できない資格になっています。しっかりと勉強して技術的な理解をして資格試験の受験に挑まなければ合格はむつかしくなります。
AWSソリューションアーキテクト アソシエイトの出題範囲について解説
以下の記事でAWSソリューションアーキテクト アソシエイトに指定されている技術の出題範囲について詳細をまとめています。

AWSソリューションアーキテクト アソシエイトの受験料
2025年1月時点でのAWSソリューションアーキテクト アソシエイトの受験料は20,000円(税別)です。
AWSソリューションアーキテクト アソシエイトの合格点
65問出題されます。65問中、10問は採点されません。100〜1000点の範囲で720点以上を取れば合格となります。
AWSソリューションアーキテクト アソシエイトの勉強方法
awsソリューションアーキテクト アソシエイトの勉強方法をまとめました。
ping-tの利用
1問1答形式での学習が可能なIT資格向けサイト。解説もしっかりと読み込むことで本資格試験の基礎的な部分を学べる。
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトの問題傾向を理解する
AWSソリューションアーキテクトアソシエイトは、プロフェッショナルと比較して単語を理解していれば回答を絞ることができる問題が数多く出題される。
もちろん、技術的なところをふかぼってくる問題も出題されるため、最終的には技術のちゃんとした理解が必要だが、AWSの専門用語を理解しているだけでもたくさんの問題に正解することができるのがアソシエイトの特徴だと言える。
そこで、本資格試験の対策として頻出される専門用語の理解をお勧めする。

クラウドライセンスの利用
本番試験に類似した問題が出題される。解説も図が使われるなどしてしっかりとしているため、利用する場合は、問題文、回答文、解説文の全てを理解しておくとよい。

AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトに受かったら
本資格試験はAWSの設計業務に1年ほど従事している人を想定して作られているため、1年間AWSの設計業務に従事した人に相当する技術力があることを証明できます。
また、アソシエイトレベルの資格になるため、AWSの使われている現場で問題なく稼働ができるレベルのスキルがある人材として評価されます。
アソシエイトの次にAWSの他の認定資格の取得を目指す
AWSの認定資格は全部で10種類以上あるため、AWSに関するさらなる技術的理解を深めるために他のAWS認定資格の取得を目指すのもおすすめです。
ソリューションアーキテクト アソシエイトに合格した後にさらにAWS認定資格の合格を目指す人がたどるルートは、AWSソリューションアーキテクト アソシエイトの上位資格プロフェッショナルを取得するか、他のAWS認定のアソシエイトへの合格を目指すかのどちらかです。
ソリューションアーキテクト プロフェッショナルの取得を目指す
クラウドサービスは、さまざまな技術についての学習が必要なので、本資格の上位資格であるプロフェッショナル資格の取得にはアソシエイトの取得以上に学習が必要です。また、受験費用もプロフェッショナルはアソシエイトの2倍(2025年1月時点で44,000円税込)かかるため、もしアソシエイトに合格してプロフェッショナルに合格した場合は更新時に不合格にならないよう慎重な対策が求められます。
他のAWSアソシエイト資格の取得
AWS認定資格でアソシエイトに分類されるのはソリューションアーキテクトの他に、sysops、developerがあります。プロフェッショナルは難易度がアソシエイトよりもそれなりに高いので、sysops、developerを受験していくというのも戦略としてはありです。ソリューションアーキテクトは設計に関する資格なので、AWSの業務で設計以外を担当しないのであればAWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルの合格を目指すのがおすすめです。
本資格試験で身につく技術
AWSソリューションアーキテクト アソシエイトはクラウドに関する技術が身につくのもさることながら、本資格試験の学習を通してネットワークスペシャリストで出題されるネットワークの範囲や、セキュリティの分野についても理解が必要になります。
また、データベースに関する技術についても触れるため、ある程度はデータベースの理解もする必要があり、実際に本資格試験を受験した所管としてはクラウドという分野はネットワーク、データベース、セキュリティなどのITの様々な分野を広く浅く、もしくは広く深く学ばなくては理解できないものだと感じました。
本資格試験を通して身につく技術としては、クラウドというものの概要の他に、ネットワーク、データベース、セキュリティなどのITの専門分野の一部分があげられます。
アソシエイトという単語に惑わされず、しっかりと技術に関して理解を深めることでAWS ソリューションアーキテクト アソシエイトの合格を目指しましょう。
AWS認定ソリューションアーキテクト以外のクラウド資格
AWSの他に、以下のクラウド環境が有名です。
- Azure (Microsoft)
- Google Cloud Platform (Google)
どちらも認定資格が提供されています。
AzureはAZから始まる試験番号の資格がAzureに対応している資格試験です。詳細は以下のMicrosoft公式サイトから確認できます。

Google Cloud PlatformはGoogle Cloud認定資格が存在します。詳細は以下のサイトで確認できます

Linux自体は技術的な分類がクラウドではなく、OSという分類になりますが、LinuCもクラウドに関する技術力を問う資格試験になっています。

まとめ
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトは、AWSの設計に関する資格試験で、アソシエイトレベルながら、AWSの様々なサービスを理解していなくては合格することができない難しい資格試験になります。クラウドの技術は、ネットワークやデータベース、OSなど様々な技術を理解していなければ理解できないため、初学者や実務未経験者が取得するのが困難な資格だといえます。
本資格試験に合格することでAWSの実務に問題がないレベルの技術力を証明することができるので、余裕があれば取得したい資格試験です。