AWS認定 ソリューションアーキテクト プロフェッショナルの概要と勉強方法まとめ

AWS認定資格

AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルの試験概要と勉強方法をまとめました。

AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルはSAP-C02とも表記します。

AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル認定 | AWS 認定 | AWS
AWS Certified Solutions Architect - Professional を取得すると、多様で複雑な要件下において、AWS のアプリケーションを設計、デプロイ、評価する能力が認定されます。この認定の詳細と、試験の準備...

https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-sa-pro/AWS-Certified-Solutions-Architect-Professional_Exam-Guide.pdf

SAP-C02の概要

AWS認定ソリューションアーキテクトは、AWSの設計に関する認定資格です。

出題数

75問中10問は採点の対象とならず、AWSが試験のアップデート等に使用する問題になります。

75問から10問引いた65問が採点の対象となり、どの問題が採点の対象でどの問題が対象ではないかは受験者には確認できなくなっています。

合格点

1000点中750点以上すれば、合格となります。

問題形式

4問から1問を選んで回答する形式です。2025年2月時点ではタイピングによる記述や、コマンドを入力する問題は出題されません。

試験のバージョン

この記事を作成している2025年2月時点で、AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナルのバージョンは2です。

SAP-C01がSAP-C02の旧バージョンの試験ということになります。

受験料

AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルの受験料は2025年2月時点では44,000円です。ドル為替にも受験料が影響します。

アメリカドルだと300USDになります。

試験範囲

別記事にて試験範囲をまとめます。

※準備中

認定資格の有効期限

SAP-C02の有効期限は合格した日から3年間です。

資格の更新料

AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルの更新料は資格の1回分の受験料が必要です。AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルの受験料は2025年2月時点では44,000円(税込)なので、有効期限が切れる前に再度この金額が必要になります。ただし、AWS認定資格は1度合格すると次回のAWS認定資格の受験料が半額になるので、その仕組みを利用すれば22,000円(税込)での更新が可能です。試験に落ちると資格状態が無効になることはありませんが、再度受験して合格しない限り資格の有効期限は更新されません。

アソシエイト資格との難易度の差

インターネットで検索できる合格体験記を確認する限りでも、アソシエイト合格後にプロフェッショナルで合格までにかかった勉強時間が50〜200時間程度になることが推測されます。

AWS認定ソリューションアーキテクトはAWS認定資格の中でも最も難しい資格だという評価もあるため、アソシエイトに合格したあとにもそれなりに勉強しなければプロフェッショナルには合格できない程度の難易度になっています。

AWSソリューションアーキテクト プロフェッショナルの勉強方法

AWSソリューションアーキテクト プロフェッショナルの勉強方法は以下です。

  • 書籍での学習
  • 実際にAWSを利用する
  • AWSサービス別資料集(Amazon Black Belt)をよく読む
  • クラウドライセンスを利用する

書籍での学習

以下SAP-C02の対策本で学習を進めることができます。

実際にAWSを利用する

AWSにアカウントを登録して実際にAWSを使ってみます。

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AWSソリューションアーキテクト プロフェッショナルに受かったら

AWSソリューションアーキテクト プロフェッショナルに合格したあとの影響をまとめました。

AWSの設計に関する高い技術力を証明できる

AWS認定ソリューションアーキテクトは、AWSでのサーバーの設計に関する高度な技術力を証明する資格です。SAP-C02に合格することで、AWSの設計に関する高い技術力を証明することができます。

次回受験するAWS試験が半額に

AWS認定資格に合格すると、次回のAWS認定資格受験時の受験料を半額で受験することができます。

AWS認定資格のさらなる取得を目指す

2025年2月時点で、AWS認定資格は全てで12種類存在します。元々全てのAWS認定資格取得を目指していたということであればこのままAWS認定資格の取得を続けていく流れになります。

AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム | AWS
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AWS以外の資格を学ぶ

AWSの業務で設計以外を担当する予定がないなど、これ以上AWSの認定資格を取得する予定がない場合はAWS認定資格以外の資格をしていく流れにもなるかと思います。

AWSはクラウドに関する技術ですが、クラウド環境を利用するためには、インフラに関する技術も理解していなくてはなりません。

CCNAやLPIC/LinuCなどの資格はさらなる技術的理解の助けになる資格です。AWSソリューションアーキテクト プロフェッショナルの学習に際して様々な技術を学習することになりますが、本資格の学習を通して学んだ技術を他の資格取得に活かすことができます。

まとめ

AWS認定ソリューションアーキテクトは設計に関わるAWSの資格です。本資格の取得のための学習ではネットワークやAPI、データベースなど様々な分野の技術を学ぶことになります。問題文も長く、回答文も長く多量の暗記と思考力を問われる試験になるので、対策には時間を要します。AWSを実務で触る機会があり、なおかつしっかり学習して合格できるレベルの資格です。

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