.bash_profileと.bashrcの違い、使い方などをまとめた。
.bash_profileと.bashrcの格納先
.bahs_profileと.bashrcファイルは各ユーザーごとに存在し、各ユーザーごとにカスタマイズ可能なファイルである。これらのファイルは各ユーザーのホームディレクトリ、例えば/home/user配下に格納される。.（ドット）から始まるファイルなので隠しファイル扱いであるため、ls -laを実行しないと格納されていることが確認できない。
.bash_profileについて
.bash_profile特徴・用途は以下。
- ログイン時に実行される設定ファイル
- exportで宣言する環境変数の設定を行うのに向いている（内容はディストリビューションによって異なる）
- PATH環境変数でコマンドの検索パスを指定する
- $HOME/binでユーザーのホームディレクトリ内のbinディレクトリを表す。
- :$PATHで、既存のPATH環境変数に追加する。
.bashrcについて
.bashrcは、ログイン時に.bash_profileから読み込まれる形で実行され、シェルが起動するたびに実行される。
- シェルの起動時に実行される
- コマンドライン上でbashと叩くと再度.bashrcが読み込まれ（.bash_profileは読まれない）
- シェルを起動する度に毎回設定したい場合はこのファイルに設定を入れる
以下の内容を設定するとよい。
- エイリアスの設定
- シェル関数によるカスタマイズ
- コマンドラインの補完
関連ファイル
.bash_historyはbashで実行したコマンドの履歴を記録するファイル、.bash_logoutはログアウト時に実行されるファイル。
