翔泳社 シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301のレビューと書籍の内容紹介

CCNP/CCNA

翔泳社が発行している、CCNAの対策本のレビューと記載内容をまとめて紹介します。

シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301 | 翔泳社
2020年2月の新試験に対応!効率よく基礎力をつけるテキスト+充実の問題集=1冊で合格本書は、合格点に到達するための基礎力を効率よく身につけ、最新の本試験問題で到達度を確認できるテキスト&問題集です。IT技術専門スクールの講師陣が書き下ろし...

当書籍に取り組み組む前に以下の1週間でCCNAについて理解できる本を読破しておくことをお勧めします。

  1. 本書の目次
  2. 第1章 ネットワークの基礎
    1. 1.1 ネットワークの基本とTCP/IPの概要
      1. ネットワークの種類
      2. インターネットの概要
      3. ネットワークトポロジ
      4. 通信の方式
      5. プロトコルの概要
      6. OSI参照モデルの概要
    2. 1.2 イーサネットLANの基礎
      1. LANケーブルの種類
    3. 1.3 IPv4アドレッシングの基礎
    4. 1.4 TCPとUDP
  3. 第2章 Ciscoルータの初期設定
    1. 2.1 Ciscoルータへのアクセス方法
    2. 2.2 Ciscoルータの操作の基本
      1. Cisco IOSの概要
    3. 2.3 Ciscoルータの基本設定
  4. 第3章 ルータの機能とルーティング
    1. 3.1 ルータの基本設定と確認
      1. IPアドレスの設定
      2. シリアルインターフェイスの設定
      3. インターフェイスの通信モードと通信速度の設定
      4. 接続性の確認
    2. 3.2 ルーティングの基本
      1. ルーティングテーブルの確認
    3. 3.3 スタティックルーティング
    4. 3.4 ダイナミックルーティング
  5. 第4章 OSPF
    1. 4.1 OSPFの概要
    2. 4.2 OSPFの設定と確認
    3. 4.3 OSPFのトラブルシューティング
  6. 第5章 ACL
    1. 5.1 IPv4の標準ACL
    2. 5.2 IPv4の拡張ACL
    3. 5.3 ACLのトラブルシューティング
  7. 第6章 NAT・DHCP・DNS
    1. 6.1 NAT
    2. 6.2 DHCP
    3. 6.3 DNS
  8. 第7章 Catalystスイッチの基本設定とVLAN
    1. 7.1 Catalystスイッチの構造と基本設定
    2. 7.2 VLANの概要
    3. 7.3 VLANの設定と確認
    4. 7.4 VLAN のトラブルシューティング
  9. 第8章 STP
    1. 8.1 STPの概要
    2. 8.2 STPに関連する機能
    3. 8.3 STPに関する設定と確認
  10. 第9章 EtherChannel
    1. 9.1 EtherChannelの概要
    2. 9.2 EtherChannelの設定
  11. 第10章 IPv6
    1. 10.1 IPv6の概要
      1. IPv6アドレスは設定できる数がIPv4より多い
    2. 10.2 IPv6アドレスの設定と確認
  12. 第11章 その他のインフラストラクチャサービスと運用
    1. 11.1 HSRP
    2. 11.2 HSRPの設定
    3. 11.3 QoS
    4. 11.4 SNMP
  13. 第12章 デバイスの管理
    1. 12.1 システムログの管理
    2. 12.2 NTPによる時刻の管理
    3. 12.3 CDP・LLDPによる隣接機器の検出
    4. 12.4 IOSの管理とその他の管理機能
  14. 第13章 ネットワークアーキテクチャ
    1. 13.1 LANの設計モデル
      1. キャンパスネットワーク
      2. 2階層ネットワーク設計モデル
      3. 3階層ネットワーク設計モデル
      4. SOHO
      5. PoE
    2. 13.2 WANの基礎
    3. 13.3 VPN
    4. 13.4 クラウドコンピューティング
  15. 第14章 セキュリティ機能
    1. 14.1 セキュリティの基礎知識
    2. 14.2 ネットワークデバイスの保護
    3. 14.3 スイッチのセキュリティ機能
    4. 14.4 AAA
  16. 第15章 ワイヤレスLAN
    1. 15.1 ワイヤレスLANの基礎
    2. 15.2 ワイヤレスLANアーキテクチャ
    3. 15.3 ワイヤレスLANのセキュリティ
    4. 15.4 ワイヤレスLANの構築
  17. 第16章 ネットワークの自動化とプログラマビリティ
    1. 16.1 SDNの概要と実装
    2. 16.2 CiscoのSDNソリューション
    3. 16.3 ネットワークの自動化
  18. 第17章 模擬試験
  19. 解答・解説

本書の目次

今回の記事で紹介する書籍の目次は以下の構成になっています。

第1章 ネットワークの基礎
1.1 ネットワークの基本とTCP/IPの概要
1.2 イーサネットLANの基礎
1.3 IPv4アドレッシングの基礎
1.4 TCPとUDP

第2章 Ciscoルータの初期設定
2.1 Ciscoルータへのアクセス方法
2.2 Ciscoルータの操作の基本
2.3 Ciscoルータの基本設定

第3章 ルータの機能とルーティング
3.1 ルータの基本設定と確認
3.2 ルーティングの基本
3.3 スタティックルーティング
3.4 ダイナミックルーティング

第4章 OSPF
4.1 OSPFの概要
4.2 OSPFの設定と確認
4.3 OSPFのトラブルシューティング

第5章 ACL
5.1 IPv4の標準ACL
5.2 IPv4の拡張ACL
5.3 ACLのトラブルシューティング

第6章 NAT・DHCP・DNS
6.1 NAT
6.2 DHCP
6.3 DNS

第7章 Catalystスイッチの基本設定とVLAN
7.1 Catalystスイッチの構造と基本設定
7.2 VLANの概要
7.3 VLANの設定と確認
7.4 VLAN のトラブルシューティング

第8章 STP
8.1 STPの概要
8.2 STPに関連する機能
8.3 STPに関する設定と確認

第9章 EtherChannel
9.1 EtherChannelの概要
9.2 EtherChannelの設定

第10章 IPv6
10.1 IPv6の概要
10.2 IPv6アドレスの設定と確認

第11章 その他のインフラストラクチャサービスと運用
11.1 HSRP
11.2 HSRPの設定
11.3 QoS
11.4 SNMP

第12章 デバイスの管理
12.1 システムログの管理
12.2 NTPによる時刻の管理
12.3 CDP・LLDPによる隣接機器の検出
12.4 IOSの管理とその他の管理機能

第13章 ネットワークアーキテクチャ
13.1 LANの設計モデル
13.2 WANの基礎
13.3 VPN
13.4 クラウドコンピューティング

第14章 セキュリティ機能
14.1 セキュリティの基礎知識
14.2 ネットワークデバイスの保護
14.3 スイッチのセキュリティ機能
14.4 AAA

第15章 ワイヤレスLAN
15.1 ワイヤレスLANの基礎
15.2 ワイヤレスLANアーキテクチャ
15.3 ワイヤレスLANのセキュリティ
15.4 ワイヤレスLANの構築

第16章 ネットワークの自動化とプログラマビリティ
16.1 SDNの概要と実装
16.2 CiscoのSDNソリューション
16.3 ネットワークの自動化

第17章 模擬試験
解答・解説

シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301 | 翔泳社
2020年2月の新試験に対応!効率よく基礎力をつけるテキスト+充実の問題集=1冊で合格本書は、合格点に到達するための基礎力を効率よく身につけ、最新の本試験問題で到達度を確認できるテキスト&問題集です。IT技術専門スクールの講師陣が書き下ろし...

目次の順に技術の説明を行います。

第1章 ネットワークの基礎

ネットワークとは、パソコンやネットワーク機器がケーブルなどで接続されて相互に通信できる状態になっているものを指します。

1.1 ネットワークの基本とTCP/IPの概要

ネットワークの基礎とTCP/IPの概要をこの章では解説しています。

ネットワークの種類

ネットワークの種類として、LANとWANがあります。

インターネットの概要

インターネットはネットワークの技術を使用して地球規模でつながっているネットワークのことです。インターネットを利用するにはISP(Internet Service Provider)と契約してインターネットを利用します。

ネットワークトポロジ

ネットワークに機器を接続する際に、機器をどのような形態で接続しているのかを決めているのがネットワークトポロジと呼ばれる概念です。

通信の方式

通信を行う際に宛先をどのように指定するかによってユニキャスト、ブロードキャスト、マルチキャストのいずれかの通信方式に呼び方が分かれます。

プロトコルの概要

コンピュータでの通信のやり取りの規定を定めたものが通信プロトコルです。

OSI参照モデルの概要

ISO(国際標準化機構)が定めているOSI参照モデルについて解説されています。

1.2 イーサネットLANの基礎

イーサネットLANの基礎についてこの章では解説されています。

LANケーブルの種類

LANケーブルには以下の表のとおり種類があります。

ケーブルの種類説明
同軸ケーブルテレビのアンテナとの接続にも使用されるケーブル。
ツイストペアケーブル(銅線)銅線を2本ずつペアにしたケーブル。2対4線式、4対8線式などがあり、シールド付きのものはSTP、シールドなしのものはUTPと呼ばれる。
光ファイバケーブルコアという芯をクラッドが同心円状に覆う構造になっている光通信に使用するケーブル。

1.3 IPv4アドレッシングの基礎

機器にIPアドレスを割り当てることをIPアドレッシングといいます。この章ではIPアドレッシングやIPアドレスの詳細について解説しています。

1.4 TCPとUDP

OSI参照モデルの第4層(トランスポート層)ではTCPとUDPを識別しています。

第2章 Ciscoルータの初期設定

Ciscoのルータへのアクセス方法、初期設定についてまとめた章です。

2.1 Ciscoルータへのアクセス方法

Cisco製のルータに初期設定を行うには、まずはCiscoのルータにアクセスする必要があります。

Ciscoのルータには以下のいずれかの方法でアクセスします。

アクセス方法説明
コンソール接続ケーブルで接続してアクセスする方法
VTY接続TelnetやSSHなどで遠隔操作する方法
AUX接続電話回線を利用してAUXポートとモデムを使用して接続する方法

2.2 Ciscoルータの操作の基本

Ciscoルータの基本操作について解説しています。

Cisco IOSの概要

Ciscoのルータやスイッチには、Cisco IOS(アイオーエス、Internetwork Operation System)がインストールされています。Ciscoのルータの操作を理解するにはCisco IOSの使い方を理解する必要があります。

2.3 Ciscoルータの基本設定

Ciscoルータの基本設定について解説します。

第3章 ルータの機能とルーティング

異なるネットワークを接続するのに使用するのがルータと呼ばれるネットワーク機器です。第3章では、ルータの機能とルーティング技術についての詳細を解説します。

3.1 ルータの基本設定と確認

ルータの基本設定を行います。

IPアドレスの設定

以下の流れでルータにIPアドレスを設定します。

  • 設定対象のインターフェイスのインターフェイスコンフィギュレーションモードにルータを移行する
  • IPアドレスを設定する
  • インターフェイスを有効化する

シリアルインターフェイスの設定

CiscoのルータにはEthernet以外にSerialと呼ばれるインターフェイスが存在します。シリアルインターフェイスは主にWAN接続で使用します。

インターフェイスの通信モードと通信速度の設定

duplexコマンドを使用して通信モードのオートネゴシエーション機能の有効化と無効化を行います。

speedコマンドを使用して通信速度のオートネゴシエーション機能の有効化と無効化を設定します。

接続性の確認

pingコマンド・tracerouteコマンドを実行して、対象の機器との通信状況を確認します。

3.2 ルーティングの基本

ルーティングの動作、ルーティング設定の状態等についての解説を行っています。

ルーティングテーブルの確認

ルーティングテーブルは、ルータがルーティングの際に参照する、パケットの転送先に関する情報です。

ルーティングテーブルを確認するには特権EXECモードでshow ip routeコマンドを実行します。

# show ip route

3.3 スタティックルーティング

スタティックルーティングは、Ciscoの機器の管理者がルート情報を手動で設定する方法のことです。

3.4 ダイナミックルーティング

ダイナミックルーティングは、「ルータ同士がルーティングテーブルの作成に必要なやり取りを自動で行う」ルーティングのことです。スタティックルーティングと異なり、管理者がルーティングを設定するわけではありません。

第4章 OSPF

ルーティングプロトコル、「OSPF」についての詳細を解説します。

4.1 OSPFの概要

OSPFはOpen Shortest Path Fast の頭文字で、日本語で「最も短い経路を最初に開く」といった意味になります。

主に大規模ネットワークで使用されるプロトコルです。

4.2 OSPFの設定と確認

4.3 OSPFのトラブルシューティング

第5章 ACL

ACLはAccess Control Listの頭文字で、ルータに対して通信を許可している通信だけ転送を許可するといった通信の制御ができる概念のことです。

5.1 IPv4の標準ACL

5.2 IPv4の拡張ACL

5.3 ACLのトラブルシューティング

第6章 NAT・DHCP・DNS

この章では、以下の技術に関する解説を行っています。

  • NAT
  • DHCP
  • DNS

6.1 NAT

NATはNetwork Address Translationの頭文字で、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換してインターネット側に転送する技術のことです。

6.2 DHCP

DHCPは、ネットワークへの接続で必要になるIPアドレスやサブネットマスクなどの情報を自動で割り当てるためのプロトコルです。

6.3 DNS

DNSはDomain Name Systemの頭文字で、ドメイン名とIPアドレスの対応情報を管理するシステムのことです。

第7章 Catalystスイッチの基本設定とVLAN

Catalystスイッチは、Cisco社が提供しているイーサネットスイッチ製品群のシリーズ名のことです。

7.1 Catalystスイッチの構造と基本設定

7.2 VLANの概要

7.3 VLANの設定と確認

7.4 VLAN のトラブルシューティング

第8章 STP

STPに関する章です。

STPはSpanning Tree Protocolの頭文字です。

8.1 STPの概要

8.2 STPに関連する機能

8.3 STPに関する設定と確認

第9章 EtherChannel

EtherChannelについて解説している章です。EtherChannelは「リンクアグリゲーション」とも呼ばれる技術です。

9.1 EtherChannelの概要

EtherChannelは、複数の物理リンクを1本の論理リンクとみなすことで帯域幅を増やせる技術です。

9.2 EtherChannelの設定

第10章 IPv6

IPv6はIPv4を改良したIPアドレスです。

10.1 IPv6の概要

IPv4アドレスは、2の32乗の43億個しか使用できないため、使用できるIPv4アドレスは枯渇してしまうことが懸念されました。その懸念を解消するために開発されたのがIPv6という概念です。

IPv6アドレスは設定できる数がIPv4より多い

IPv6アドレスは2の128個、約340カン個設定することができます。

10.2 IPv6アドレスの設定と確認

第11章 その他のインフラストラクチャサービスと運用

第11章では以下の概念について解説されています。

  • HSRP
  • QoS
  • SNMP

11.1 HSRP

HSRPはHot Standby Router Protocolの頭文字です。

HSRPはルータの冗長化を行うためのプロトコルです。

11.2 HSRPの設定

11.3 QoS

QoSはQuality of Serviceのことで、ネットワークを介して提供しているサービスの品質を保つための技術です。

11.4 SNMP

SNMPはSimple Network Management Protocolの頭文字で、ネットワーク上の機器の状態を監視するために使用するプロトコルです。

第12章 デバイスの管理

第12章では、以下の技術について取り扱います。

  • システムログの管理
  • NTPによる時刻同期
  • CDP、LLDP
  • IOSの管理

12.1 システムログの管理

Ciscoの機器のログの管理について解説されています。

12.2 NTPによる時刻の管理

Ciscoの機器の時刻同期に関する技術について解説しています。

12.3 CDP・LLDPによる隣接機器の検出

隣接している機器の情報を取得するためにCDP、LLDPといった技術を使用します。

12.4 IOSの管理とその他の管理機能

Ciscoの機器にインストールされているIOSの管理について解説されています。

第13章 ネットワークアーキテクチャ

第13章ではネットワークのアーキテクチャ(構造)について解説しています。

13.1 LANの設計モデル

キャンパスネットワーク

2階層ネットワーク設計モデル

3階層ネットワーク設計モデル

SOHO

PoE

13.2 WANの基礎

13.3 VPN

13.4 クラウドコンピューティング

第14章 セキュリティ機能

14.1 セキュリティの基礎知識

14.2 ネットワークデバイスの保護

14.3 スイッチのセキュリティ機能

14.4 AAA

第15章 ワイヤレスLAN

15.1 ワイヤレスLANの基礎

15.2 ワイヤレスLANアーキテクチャ

15.3 ワイヤレスLANのセキュリティ

15.4 ワイヤレスLANの構築

第16章 ネットワークの自動化とプログラマビリティ

16.1 SDNの概要と実装

16.2 CiscoのSDNソリューション

16.3 ネットワークの自動化

第17章 模擬試験

解答・解説

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