クラウドエンジニアになぜCCNA、LPIC(LinuC)等の資格が必要なのか

AWSやGCP、Azure等のクラウドエンジニアが、なぜオンプレミスエンジニア向けの資格であるCCNA、LPIC(LinuC)等の資格の取得がおすすめであるかについて解説します。

そもそもクラウドはあくまでオンプレミスでできることの集合体

クラウド、と聞くとカタカナ4文字のカッコイイ概念に聞こえますが、実態は大企業が運営しているデータセンターのサーバーの間借り以外の何物でもありません。

大規模なデータセンターのサーバー・ネットワーク機器の一部を使った分だけの料金を支払ってレンタルする、それがクラウドです。

クラウドは他社のオンプレミス環境の間借り

前述の通り、クラウドはどこまで行ってもAWSであればAmazonの、GCPであればGoogleの、AzureであればMicrosoftの管理しているサーバーの間借りでしかありません。

繰り返しになりますが、この件で注目したいのは、文字通りクラウドはオンプレミス環境の間借りであるということです。

CCNAやLPIC(LinuC)はオンプレミスに関する資格

CCNAやLPIC(LinuC)といった資格は、クラウドに関する概要についてもごくごくわずかに試験で問われますが、基本的にはオンプレミスのネットワーク機器、サーバーに関する資格試験です。

オンプレミスでの技術を理解していればクラウド環境も適切に運用できる

オンプレミスでの技術環境を理解していて、そのうえでクラウドと呼ばれている環境のネットワーク機器、サーバーを間借りすれば、適切な環境でITサービスを運営することができます。

オンプレミスの理解があったうえでのクラウド環境の運営と、オンプレミスについて理解がない状態でのクラウド環境の運用とでは見える視野に大きな違いがあります。

所詮、という書き方は少しとげがあるかもしれませんが、クラウド環境は所詮はオンプレミス環境を大企業のデータセンターが代わりに運営している、という構造に変わりがありません。

オンプレミスの構造理解はクラウド環境の理解を助ける

AWSには大量のサービスがあります。サービス名だけでは何のサービスなのか理解が追い付かないサービスもいくつかあると思います。

オンプレミスの環境を理解しておくことで、AWSのサービスの理解を助けることができます。

同じ機能を提供していても、AWS(クラウド環境)では呼び方が異なるだけ、ということも多々あります。

サーバーやネットワーク機器の動作や構造全般を理解するのにCCNA、LPIC(LinuC)は最適

まずクラウドについて理解するためにオンプレミスについて理解することはクラウドの理解の助けになるということを解説しました。

本記事の本題である「クラウドエンジニアになぜCCNA、LPIC(LinuC)等の資格が必要なのか」について、CCNA、LPIC(LinuC)は、オンプレミス環境でのネットワーク機器、サーバーの動作の理解とオンプレミスでのネットワーク、サーバーの構造理解の助けになる資格だからクラウドエンジニアにとってCCNA、LPIC(LinuC)の資格が必要だと言える理由です。

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