curlコマンドの概要、使い方まとめ

Linux

curlコマンドの概要をまとめました。

curl
curl コマンドの基本

curlはClient URLの略

curlコマンドはClient URLという言葉に由来します。ポート番号80の通信プロトコル、HTTPでのリクエストを行うために使われるコマンドです。curlコマンドはHTTPだけでなく、FTPなどにも対応します。

curlコマンドでできること

curl(カール)は様々なプロトコルを使用してデータ転送を行うコマンドです。

以下の形式でcurlコマンドを実行できます。

curl [options] [URL]

RHELにcurlをインストールする

こちらで確認しているRHEL9.6環境では、すでにcurlコマンドが使える状態でしたが、RHELでcurlコマンドが使えない場合は以下の対応を実施します。

以下のコマンドの実行でRHELでcurlコマンドが使用可能になります。

yum install curl
dnf install curl

BaseOSもしくはAppStreamのどちらかにcurlが含まれているので、どちらかのレポジトリもしくは両方のレポジトリが有効になっていればインストールが可能です。

curlコマンドの使い方

curlコマンドは、以下のような形で使います。

curl [options] [URL]

curlコマンドの後ろにURLを入力します。

使用頻度の高いオプションは以下です。

オプション説明
-o出力をファイルに保存する
-Oリモートファイル名を使用して保存する
-Iヘッダーのみを表示する
-Xリクエストメソッドの指定する
-dPOSTリクエストで送信するデータ
-Hリクエストヘッダーの追加
-uユーザー名とパスワードの指定
-Lリダイレクトを追跡

-I オプションでヘッダーを表示する

-I オプションを使用すると、サーバーのレスポンスヘッダーのみを表示することができます。

curl -I http://example.com

HTTPヘッダー情報、例えば、ステータスコード、コンテンツタイプなどを表示することができます。

実際に実行した実行例は以下です。

[root@RHEL96 ~]# curl -I http://www.website-industries.com
HTTP/1.1 301 Moved Permanently
Date: Wed, 29 Oct 2025 15:05:48 GMT
Server: Apache
X-UA-Compatible: IE=edge
X-Redirect-By: WordPress
...(以下略)

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