サーバーの名前解決に関する情報をまとめました。
名前解決とは
名前解決とは、特定の文字列とIPアドレスが紐付けられている際に、特定の文字列からIPアドレスへ変換する処理の事を指します。
正引きと逆引き
DNSで特定の文字列からIPアドレスへの変換を正引き、また、その逆でIPアドレスから特定の文字列へ変換することを逆引きと呼びます。
DNSとは
DNSとは、Domain Name Systemの頭文字でドメイン名とIPアドレスの紐付けを行うシステムです。
権威DNSサーバー（DNSコンテンツサーバ）
名前解決する情報を管理しているDNSサーバーのこと。
DNSルートサーバ
DNSルートサーバは権威DNSサーバーのrootとなるDNSサーバーです。複数の権威DNSサーバーを管理します。
DNSキャッシュサーバー（フルサービスリゾルバ）
DNSキャッシュサーバーは自サーバーのキャッシュを参照して名前解決を行い、それでも名前解決が出ない場合は、他のサーバーに名前解決ができる情報を確認しに行くDNSサーバーです。
DNSフォワーダ
他のDNSサーバーに名前解決を転送して名前解決を転送先のサーバーで試すDNSサーバー。
内部DNSサーバ
内部DNSサーバーは、特定のネットワーク内のみで使えるDNSサーバーです。外部のネットワークとの通信ができないDNSサーバーです。
内部 DNS の概要 | Compute Engine Documentation | Google Cloud
cloud.google.com
DNSレコードの主な種類
DNSで管理される情報を「DNSレコード」と呼びます。代表的なものは以下の通りです。
- Aレコード（Address record）
ドメイン名をIPv4アドレスに紐付けるレコード。 - AAAAレコード
ドメイン名をIPv6アドレスに紐付けるレコード。 - CNAMEレコード（Canonical Name record）
別名（エイリアス）を正規のドメイン名に紐付けるレコード。 - MXレコード（Mail Exchange record）
ドメイン名のメールサーバーのホスト名を指定するレコード。 - TXTレコード
任意のテキスト情報を格納。SPF設定やドメイン所有証明などに利用されるレコード。 - NSレコード（Name Server record）
そのドメインを管理するDNSサーバーを指定するレコード。 - SOAレコード
- PTRレコード
- 他
これらのレコードを適切に設定することで、Webサイトのアクセスやメールの送受信などが円滑に機能します。
Windows ServerでDNSサーバーを構築する
以下マイクロソフト公式サイトを参考にします。
Windows Server に DNS サーバーをインストールして構成する
PowerShell または サーバー マネージャー を使用して Windows Server に DNS サーバーをインストールして構成する方法について説明します。
learn.microsoft.com
Windows ServerをDNSサーバーへ接続する方法
準備中
LinuxでDNSサーバーを構築する
以下のRHEL公式サイトを参考にします。
第1章 BIND DNS サーバーのセットアップおよび設定 | Red Hat Product Documentation
第1章 BIND DNS サーバーのセットアップおよび設定 | Red Hat Documentation
docs.redhat.com
LinuxをDNSサーバーへ接続する方法
Red Hat Enterprise Linux 9.5では、以下のファイルに接続したいDNSサーバーのIPアドレスを記載します。
/etc/resolv.confデフォルトゲートウェイがデフォルトで記載されています。
[root@localhost ~]# cat /etc/resolv.conf
# Generated by NetworkManager
search localdomain
nameserver 192.168.204.2
