以下の各環境の概要と用途をまとめました。
本番(商用、PRD)環境
本番環境は、実際のエンドユーザーが使うサーバーの環境を指します。商用環境、PRD、PROD(production environmentという英単語の略)などとも呼びます。
実際にエンジニアとして稼働する際は、本番環境の操作はログの取得などの簡単な操作であっても細心の注意を払わなくてはいけません。再艦(クロスチェック、ダブルチェック)する、つまり、作業者と確認者の二名体制で本番環境に対しての操作を行うのが通常です。
コンピュータ名、ホスト名がアルファベットのる「p」から始まるよう設定するのが慣例です。
検証(ステージング、STG)環境
検証環境は文字通り検証用の環境で、本番環境のクローン環境です。検証を意味する英単語、Stagingを略してSTGと表記したり、ステージングなどと呼びます。
検証環境は、環境を壊すと再構築が大変なものではありますが、商用環境のようにエンドユーザーへ影響を与えるわけではないため、再艦を行わずに操作することがあります。
本番環境への環境変更を行う際に、検証環境にて動作の確認を行い、その後本番環境へのプログラムやパッチの適用を行います。
コンピュータ名、ホスト名が「s」から始まるよう設定するのが慣例です。
開発(dev)環境
開発環境は、ステージング環境を構築する際や、プログラムの動作確認などで使われます。
主な使用用途は開発関係です。
ローカル環境
ローカル環境は会社から貸し出されるパソコンの環境を指します。もしくは、自身が自宅で使用しているパソコンについてもローカル環境と呼びます。
リモート接続
Windowsであればリモートデスクトップ接続というアプリ、LinuxであればTera Termから、対象のサーバーに対してリモート接続を行います。
IPアドレス一覧などから接続したいホスト名を探してリモート接続を行います。