当サイトに記載されている内容をChatGPTに吸わせて、AIエージェントとして活用する方法を紹介します。
そもそも、ChatGPTを当サイトに埋め込んで活用することもできる
見出しの内容についてなのですが、これは私たち開発者視点での話です。ChatGPTのチャットを実は当サイトのページ上に埋め込もうと思えば埋め込めます。もちろんサイトの右側に表示されるサイドバーにもその気になれば埋め込めます。
掘り下げて書くと、実は、というかまあまあ当たり前といえば当たり前なんですが、ChatGPTのAPIを使って、WordPressのプラグインを使えば当サイトにChat GPTを埋め込んで、ChatGPTに当サイトに記載されている内容だけを引用して答えてください、と設定しておけば当サイトをエージェントとして活用できるチャットボックスをサイト上に表示させることができます。
ただし、このやり方を提供しないのは、APIはトークン(チャットの文字数)に応じて課金がかかるからです。当サイトにアクセスしいるユーザーへ向けて現時点では無料でそういったサービスは展開できませんし、課金を管理するのにも工数がかかるため、現時点では当サイト上でのエージェント化は検討こそしていれど、前向きな実装に向けた開発はしていません。もちろん、モックは作成してそれなりに使いやすいものができてはいますが、商業として一般公開する予定は今のところ計画していません。競合サイトでサイトのエージェント化が流行すれば当サイトもエージェント化を計画するかもしれません。
サイトのエージェント化とは
当サイトは、実際にWindows ServerやRed Hat Enterprise Linuxでの操作結果を掲載しています。また、手順については必ずMicrosoft公式サイトやRed Hat公式サイトに記載されているドキュメントを参照しています。
当サイトそのものがエージェントの助けとなる、エージェントのような存在だと仮定して、当サイトの情報をすべてAIに吸わせて、AIそのものをエンジニアの作業を補助するエージェントとして活用することをサイトのエージェント化、と定義します。
前置きはここまでにして
前置きが長くなりましたが、この記事で伝えたいことは、当サイトの情報だけを引用してAIに解答させると、当サイトをエージェントとして活用できるということです。
別に当サイトに限らず、Qiitaや、特定の個人のエンジニアブログからだけを引用元とさせてもいいでしょう。
当サイトをChatGPTにエージェント化させて使う
当サイトのコンテンツからだけ引用して解答して、とChatGPTに指示して質問すると当サイトをエージェントとして活用できます。
以下の内容をコピー&ペーストすることでChatGPTを当サイトのエージェントとして活用できます。
今回のチャットでは、これ以降は以下のサイトに書かれている内容から引用する形で回答してください。
https://jp.website-industries.com/engineer/

やり取りの内容を保存せず、一時的に質問するのに使う場合は、「一時チャット」機能を活用します。


以下の形式でChatGPTに依頼するのがおすすめです。チャットを1度打つたびに前置きとして「今回の~」を入力して使います。
今回のチャットでは、これ以降は以下のサイトに書かれている内容から引用する形で回答してください。
https://jp.website-industries.com/engineer/
<ここに書きたい内容を入力する>
Google検索と何が違うのか
Googleで検索するのとChatGPTに情報を吸わせることの違いは、対話型の検索ができることです。また、当サイトから引用させることで、当サイトの管理人が情報あらかじめチェックして精査して、エビデンスまで用意したものから引用するので、誤った情報をAIが提供しない状態で情報にふれることができます。
エンジニアノート管理人をエージェントとして活用できる
実質的に、当サイトのコンテンツからのみの引用でChatGPTが回答することは当サイトの管理人を雇って使っているようなものです。ChatGPTのプランによっては有料ですが、無料でも当サイトの管理人が書いたコンテンツに対して質問して解答を得ることができるので、当サイトのコンテンツからのみの引用でChatGPTに解答を依頼することは有用だと思います。
特に、当サイト管理人はCCNA、LinuCレベル3、AWSソリューションアーキテクト プロフェッショナルを保有していて、このあたりのコンテンツを重点的に今後も提供していくため、このあたりのコンテンツに対するエージェントとしては使いやすくなると思います。
実際にChatGPTで当サイトをエージェントとして使ってみる
まずはChatGPTに以下のプロンプト(チャット)を入力して送信します。
今回のチャットでは、これ以降は以下のサイトに書かれている内容から引用する形で回答してください。
https://jp.website-industries.com/engineer/
今回はカーネルパラメータについて確認してみます。

30秒ほどかかりましたが、正確に当サイトから引用をひっぱってきて必要な情報を提示してくれました。
今回のチャットでは、これ以降は以下のサイトに書かれている内容から引用する形で回答してください。
https://jp.website-industries.com/engineer/
<ここに書きたい内容を入力する>
エージェントとして対応可能なコンテンツ
当サイトで掲載しているコンテンツでエージェントとして使えるコンテンツは以下のコンテンツです。
- Red Hat Enterprise Linux 8, 9, 10
- Windows Server 2022, 2025
今後もサイト上のコンテンツを重点的に増やしていき、コンテンツからAIがエージェントとして有用に使えるようメンテナンスをしていきます。

