IT以外の業界で働いていて、未経験けらエンジニアへ転職する方法や流れについてまとめました。
IT業界は人手不足だといわれがち
IT業界はしばしば人手不足だといわれます。
その理由について説明します。
常に最新技術が登場する
IT業界は変化が速く、技術をキャッチアップしたかと思えばすぐに新しい技術が登場します。
その新しい技術に対応するエンジニアは常に不足し続けるイタチごっこになります。
優秀なエンジニアの独立と転職
能力の高いエンジニアは、独立したり転職してしまう傾向にあります。優秀なエンジニアが担当していた業務をやる人がいなくなり、人が足りなくなります。
新卒ではなく転職からのITエンジニア
新卒でエンジニアになる場合の詳細は以下の記事でまとめています。新卒と転職では若干企業に求められるものが異なります。
転職や第二新卒でエンジニアになる人に求められるもの
新卒である場合は、やる気や将来性について期待されますが、第二新卒や転職からエンジニアになる場合は、転職に至った経緯と、転職するまでに積み上げてきたスキル等について企業は期待をしています。
面接を受ける際など、どのような経緯で転職するに至ったかを説明できるようにしておきましょう。
ITエンジニアになるメリットと将来性
平成28年6月10日に経済産業省が公開した資料によると、IT関連の人材の需要は今後も増え続けることがわかっています。

IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果 – 経済産業省
独立・副業しやすい
ITの分野はフリーランスとして独立したり、自分でサービスを作って公開することで収益を上げることができるなど、独立・副業に取り組みやすい立場にあります。
エンジニアのキャリアアップ
エンジニアのキャリアはまずは誰でもできる手順の決まっている作業から、技術的な理解が必要とされる作業を振られていく、という形でキャリアがアップしていきます。
下流工程と上流工程
特にインフラエンジニアでは、運用保守などの下流工程に分類される作業と、構築設計などの上流工程に分類される作業があります。
技術的な理解が進んだら上流工程が担当できる
まずエンジニアになった時点で技術的な理解ができていればすぐに上流工程を担当できますが、そうではない場合は、手順書がある作業が決まった作業から担当して技術的な理解をしていき、上流工程が担当できるようになります。
ITエンジニアの種類
エンジニアといってもさまざまあります。
エンジニアの種類 | 詳細 |
システムエンジニア | システムエンジニアはシステムの開発等を請け負うエンジニアです。プログラムを書くことが仕事ではなく、IT関連のシステムに関するエンジニア全般のことを指します。 |
ゲームエンジニア | ゲームの開発を担当するエンジニアのことを指します。 |
プログラマ | プログラムを書いたり編集したりするエンジニアのことです。 |
組み込みエンジニア(IoTエンジニア) | 家電などとソフトウェアを組み合わせるエンジニアのこと。 |
アプリエンジニア | アプリを開発するエンジニアのことを指します。 |
WEB開発エンジニア(フロントエンド) | ホームページなどのWEBサイトに関連するエンジニアです。フロントエンドはユーザーの目に入る部分を担当する技術です。 |
WEB開発エンジニア(バックエンド) | 同じくホームページ開発に関連するエンジニアです。バックエンドはユーザーの目に見えない部分を担当します。 |
インフラエンジニア(ネットワークエンジニア) | ネットワークに関するエンジニアです。 |
インフラエンジニア(サーバーエンジニア) | サーバーの機器やOSなどに関するエンジニアです。 |
インフラエンジニア(データベースエンジニア) | Oracleデータベースなどのデータベースを専門に扱うエンジニアです。 |
クラウドエンジニア | AWSなどのクラウド環境に関するエンジニアです。 |
セキュリティエンジニア | セキュリティに関するエンジニアです。 |
セールスエンジニア | IT関連のサービスを売るセールスを担当するエンジニアです。 |
社内エンジニア | 社内のIT業務を担当するエンジニアです。 |
フリーランスエンジニア | 業務委託で個人事業主として独立しているエンジニアのことを指します。 |
AIエンジニア | AIを利用したエンジニアのことです。 |
担当したいIT技術を自分で選んでエンジニアに転職する
「エンジニア」とひとことで言っても、専門分野は様々です。自分が担当したいIT技術の中からなりたいエンジニアを選んで就職します。
開発業務に関わりたい場合はポートフォリオを作成しておく
WEBの開発や、ゲームの開発、グラフィックの開発等の業務に携わりたい場合は、ポートフォリオを作って、自分のスキルを担当者にアピールしていくことになります。
ポートフォリオが作成できるだけのものを作っておきましょう。
インフラエンジニアを目指すのであればIT資格を保有しておくと有利
インフラエンジニアは設計・構築作業(上流工程)も含めて、決まったことをやる仕事です。そのため、インフラエンジニアはネットワークやデータベースなどの資格を保有していると専門知識があることをアピールでき、就職に有利に働きます。
プログラミングスクールを利用する
プログラミングスクールは、プログラミングに関するスキルだけを教えているスクールではありません。IT資格や副業独立の仕方などを教えているスクールもあります。
プログラミングスクールに通うことで、エンジニアになるのに必要なスキルを身に着けて有利に就職を進めることができます。
転職支援もしてもらえるサービスもある
プログラミングスクールの中には転職保障がついていたり、転職そのものを支援してくれるサービスがあります。
プログラミングスクールに申し込む前に確認しておきましょう。
プログラミングスクールで資格を取得させてもらってから稼働をスタートできる会社もある
会社によっては、入社後にプログラミングスクール代を会社が支払い、資格等を取得した状態で仕事を始めることができる会社もあります。
志望理由をしっかりと考える
IT企業へ転職を検討している場合、なぜ転職したいのか志望理由をしっかりこたえられるよう準備しておきましょう。
なんとなく楽そうだからといった理由など、まじめな志望動機でない場合はどうしてIT企業で働きたいのかしっかりと考えておきましょう。
転職エージェントの利用
転職エージェントを活用すると、転職活動を支援してもらえます。自分一人で求人に応募した場合と比べてアドバイスを受けられるので必要に応じて転職エージェントを活用しましょう。
転職活動の流れ
以下の流れで転職を準備していきます。
- 希望の求人や企業を探す
- その求人や企業にあったスキルを身に着ける
- 履歴書・職務経歴書を準備して求人に応募する
- 書類選考・面接を受ける
- 内定を受けて企業に入社する
転職先企業の求人の探し方
転職企業の求人の探し方を紹介します。
Indeedを利用する
remoguなどの転職エージェントのサービスを利用する
就職したい企業の公式サイトの求人に直接応募する
まとめ
転職の流れや転職活動に必要なこと、転職活動におすすめのサービスなどの概要をまとめました。