本記事の筆者は以下のサイトから確認できる通り、LinuCレベル1認定を受けています。
この記事では、筆者がLinuCレベル1認定を受けるためにやったことをまとめました。
101、102共通の対策
LinuCレベル1認定を受けるには、LinuCレベル1 101試験、102試験の2試験に合格しなくてはなりません。101試験、102試験に対して共通の対策が必要な部分をまとめました。
そもそも、LinuC試験は実際にLinuxを操作しておいたほうが有利になる問題と、テキストベースでロジック（理屈）を理解していたほうが有利になるという2種類の問題が存在しています。どちらの問題でも点数を稼げるようにするために、必ずLinuxの実際の操作になれることと、テキストベースでの学習の両方を行いましょう。実際、現場で稼働する際も、障害が発生すればRed Hat Enterprise Linux公式サイトのドキュメントを参照する機会があるため、テキストを読み込むことにも慣れておく必要があります。
実際にLinuxが操作できる環境を自身のパソコンに作る
VMware workstationにRed Hat Enterprise LinuxもしくはCentOS streamをインストールしてLinuxが操作できる環境を作ります。LinuxにTeraTermで接続してTera Termの操作にも慣れるということも行いました。
Linuxを実際に操作してLinuxに慣れる
Linuxの操作はCUIで行うことが主流です。慣れないと難しそうに思われますが、日本人が日本語で会話をするように、Linuxとはコマンドで会話するといった感じでひとつの言語として捉えて操作に慣れるとLinuxに対して苦手意識がなくなります。
Ping-tの問題と答えと詳しい解説を暗記する
LinuCの認定教材に指定されているping-tですが、問題と答えと詳しい解説のすべてを暗記しました。
筆者は101、102試験ともにping-tを使用しています。
LinuC公式サイトの例題と解説、解説に記載されている参考URLも熟読する
以下LinuC公式サイトの例題と解説に目を通しておきました。より理解を深めるために解説を読み、参考URLにも目を通しました。
101試験と102試験は同時に受けるものではない
そもそもLPI-Japanの想定として、おそらく101試験、102試験を同日に受験することを想定して試験を作成していないだろうと筆者は考えています。101は主にLinuxの操作に関する出題で、102試験はLinuxの構造に関する出題が主です。試験内容が101、102で異なることから、別の分野を学習するこの2試験を同日に受験することを想定するのはやめておくのが無難です。
もちろん、101、102試験を同日に受験しても問題はありません。
101試験対策
まずは、ping-tを中心に1問1答でLinuxの基礎的な知識を身に着けつつ、実際にLinuxの操作を行っていきます。
移動時間や暇なときにスマホでping-tにアクセスして取り組みます。
pint-gの取り組み方
まずは問題と答えを暗記していきます。ping-tは自身の取り組みをレベルで評価してくれるので、レベルを20まで上げましょう。レベル20以降は模擬試験に取り組むことでレベルを上げることができます。
問題と答えを暗記することができたら、解説を読み込み、より深く理解していきます。問題と答えを暗記したことによって解説が理解しやすくなっているはずです。このやり方でLinuCレベル1 101試験の理解が進まない場合は、Googleで気になった単語を検索するなどし、実際にLinuxの操作を行っていきました。
102試験対策
LinuCレベル1 101試験は、Linuxの操作に関する出題が多数ですが、102試験はLinuxの構造や仕組みについての出題がメインになります。
101試験同様に、空いた時間でping-tに取り組むことで十分に102試験に合格することができました。
102試験対策としてのping-tの取り組み方
101試験同様、Ping-tの問題と答えをまずは暗記してping-tでのレベルを20にしました。その後、模擬試験に取り組みレベル40を目指しつつ、解説を読み込んで技術的な理解を深めていきました。
ライセンスに関しては理解が難しいところがあったので、Googleで検索し、Wikipediaや他のウェブ上の記事を読むことで技術的な理解を深めています。
