LinuCレベル1の概要と合格するまでの学習方法をまとめました。
LinuCレベル1の概要
LinuCレベル1はLinuxサーバーの運用に関する業務を問題なく行えるレベルの技術力を証明する民間資格です。
LinuCレベル1に合格するには筆記試験対策によって知識を身につけることもさることながら、実際にLinuxを操作することができる能力が問われることから、Linuxを操作して慣れておく必要があります。
また、たとえ書籍のみでLinuCレベル1に合格していてもLinuxを操作できなければ意味がないので、まずは実際にLinuxを操作してみましょう。
Linuxを操作してみる
まずは実際にLinuxを操作してみます。VMware workstationなどの仮想環境を、使っているパソコンに構築し、仮想環境下にゲストOSとしてLinuxをインストールしてLinuxを触ってみましょう。
Linuxには、様々なディストリビューションがありますが、実際に現場に出て使用する代表的なOSはRed Hat Enterprise Linuxになります。頭文字をとってRHEL(レル)と呼びます。2025年1月時点での最新版はRHEL9.5になります。
以下の記事にVMware workstationとLinuxをインストールする方法をまとめています。
以下の記事を参考にしたら、次はTera Termを使用してLinuxへ接続してLinuxを実際に操作します。VMwareのコンソール画面よりTera Termの方が操作がしやすいためです。
CUIでの操作に慣れる
WindowsやMacはGUIでの操作になるので、コマンドで操作を行うことは日常生活の中でほぼありません。しかしながら、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアとして稼働する場合はCUI、つまりコマンド実行での操作が必須になります。
以下の記事でLinuxの基本操作についてまとめているので、一通り打ち込んでみてCUIの操作になれましょう。
試験対策を行う
実際にLinuxを操作してLinuxの動作に慣れたら、LinuCの試験対策を行います。
以下の教材はLinuCに認定されている教材でLinuCレベル1対策におすすめです。
- ping-t
- あずき本
- 黒本
- LinuC公式サイトの例題
その他のLinuC認定教材は以下リンクで確認できます。
ping-t
1問1答形式でLinuCレベル1学習用の問題に取り組めるサイトです。
あずき本
LinuCレベル1に出題される、Linuxの操作方法や概要をわかりやすくまとめた参考書です。
黒本
表紙が黒いため黒本と呼ばれています。LinuCの黒本は2025年1月時点では執筆されておらず、代わりにLPICレベル1の黒本を使用します。出題範囲はLPIC、LinuCともに変わりませんが、問題内容が(答えの聞かれ方が)若干異なります。また、LPICレベル1に限らず、IT系の資格にはほとんど黒本が存在しています。
LinuCレベル1の試験範囲
LinuCレベル1の試験範囲は以下のリンクから確認できます。
LinuCレベル1認定を受けるには、101試験、102試験に合格する必要があります。
101試験の詳細は以下リンクから確認できます。
102試験の詳細は以下リンクから確認できます。