重要度 3 概要 yum コマンドでリポジトリを利用したパッケージ管理ができる。 詳細 リポジトリの概念を理解している。
パッケージがインストールされているか否かにかかわらず、特定のファイルまたはライブラリを含むパッケージを見つける。
yumバージョン、内容物、依存関係、パッケージの整合性、インストール状態などのパッケージ情報を取得できる(パッケージがインストールされているか否かにかかわらず)。
・/etc/yum.repos.d/
・/etc/yum.conf
・yumdownloader

リポジトリの概要
リポジトリの概要についてLinuC公式サイトで掲載されている記事から内容を引用します。
「PersonalForge」のニュースでも紹介しましたが、ソフトウェアを公開する場として「リポジトリ」と呼ばれるデータベースが公開されています。
本来の「repository」という単語は「倉庫」「貯蔵庫」などの意味を持っています。オープンソースの世界で「リポジトリ」と言ったら、多くの場合、プログラムやバイナリの類が保管・公開されている場所を指します。

リポジトリは、Linuxのソフトウェアを管理するためのサーバーを指します。

何かしらを保存しておく場所のこと。
Linuxのパッケージ管理においては、パッケージファイルを格納し、
yumコマンドやaptコマンドを実行したときに参照される先のサーバーを指す。
外部リポジトリ=インターネット上のリポジトリ
内部リポジトリ=社内ネットワーク上のリポジトリ
https://linuc.org/docs/seminar/20210911_linuc1.pdf
yumコマンドの概要
LinuC公式の例題の解説にyumコマンドの詳細が記載されているため引用して紹介します。yumコマンドはLinuxのパッケージ管理を行うためのコマンドです。
yumコマンドはパッケージ管理を行うためのコマンドです。
yum コマンドでは以下のようなサブコマンドが利用できます。install パッケージ名 … 指定したパッケージをインストールする
remove パッケージ名 … 指定したパッケージをアンインストールする
update パッケージ名 … 指定したパッケージをアップデートする
info パッケージ名 … 指定したパッケージの情報を表示する
list … 全パッケージ情報をリスト表示する
search キーワード … パッケージ情報をキーワードで検索する
provides ファイル名 … 指定したファイルが含まれるパッケージを検索する

パッケージとは
パッケージは、アプリや設定ファイル、そのアプリに関するドキュメント等のファイルを含んでいるファイルになります。rpm形式や、deb形式でLinuxに配布してインストールします。
パッケージは、Linuxディストリビューションを構成する基本的な仕組みです。パッケージにはアプリケーションの本体であるバイナリの他、設定ファイルやドキュメントなどが含まれており、一括してインストールや削除が行えるようになっています。このパッケージを管理することはシステムの構成を管理することに繋がります。

パッケージはWindowsでいうところのソフトウェアのインストーラのような存在です。
/etc/yum.repos.d/の概要
/etc/yum.repos.d/は、リポジトリファイルが格納されている場所です。


https://linuc.org/docs/seminar/20210911_linuc1.pdf
/etc/yum.confファイルの概要
/etc/yum.confはyumコマンドの実行時に参照される設定ファイルです。

https://linuc.org/docs/seminar/20210911_linuc1.pdf
yumdownloaderコマンドの概要
yumdownloaderは、yumのdownloader(ダウンローダー)コマンドです。yumでインストールできるパッケージをインストールせず、ダウンロードだけするコマンドです。インストール済みのパッケージをダウンロードしてローカル保存しておく用途で使用することができます。

参考資料
当記事の作成に使用した参考となる資料のURLです。

