Linucレベル1 102出題範囲「1.07.1 インターネットプロトコルの基礎」の解説まとめ

IT資格

LinuCレベル1 102試験の出題範囲「1.07.1 インターネットプロトコルの基礎」の技術的内容を解説します。

重要度4
概要TCP/IPネットワークの基礎を適切に理解していることを示すことができる。
詳細ネットワークマスクとCIDR表記法。
サブネット化プライベートとパブリックのドット区切り形式のIPアドレスの違い。
一般的なTCPおよびUDPのポート(22/SSH, 25/SMTP, 53/DNS, 80/HTTP, 123/NTP, 443/HTTPS)UDP、TCP、およびICMPの違いや主な機能IPv4とIPv6の主な違いIPv6の基本的な機能
LinuCレベル1 102試験 出題範囲 | LPI-Japan
仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理が行えるエンジニアであることを認定します。試験センターの他に自宅でも受験できます。受験費用は税込16,500円。

インターネットプロトコルの概要

通信プロトコルは、通信に関する決まり事、お約束です。インターネットプロトコルはIPと略され、IPアドレスのIPはインターネットプロトコルを意味しています。文字通り、インターネット通信で使用するプロトコルがインターネットプロトコルです。

言い換えれば、「プロトコル」とはコンピュータ同士が会話をする時の共通「言語」ともいえます。
(但し、目的(用途)に応じて使用する言語が異なります。)

第2回 プロトコルについて|Linux技術者認定機関 LPI-Japan [エルピーアイジャパン]
Linux学習に役立つ情報や入門書籍、解説書、コラムの他、オープンソース情報や解説書、参考情報の紹介ページです。入門編・ネットワーク編・Linux学習環境構築編の各コラムもあります。

CIDR(サイダー)とは

CIDRは、IPアドレスのネットワーク部(ネットワークアドレス)とホスト部(ホストアドレス)でIPアドレスを識別する方法のことです。

CIDR(サイダー)とは、Classless InterDomain Routingの略称で、「サブネットマスク」を使ってネットワーク部とホスト部を識別する方法です。CIDR表記とは、IPアドレス(IPv4アドレス)の範囲を表記する方法の一つで、「192.168.1.0/24」のように「ネットワークアドレス/ネットワーク部のビット数」という形式で表記します。
つまり、CIDR表記に変換するには、「ネットワークアドレス」と「ネットワーク部のビット数」を求める必要があります。

インターネットプロトコルの基礎 - Linux技術者認定 LinuC | LPI-Japan
LinuCレベル1を受験される方向けに102試験の例題と解説をご紹介しています。LinuCは、クラウド・DX時代に活躍するエンジニアに求められるLinuxを中心とした技術や知識を身につけることができるLinux技術者認定試験。出題範囲に含ま...

IPアドレスはネットワークアドレスとホストアドレスとがあります。ネットワークアドレスは、宇複数のIPアドレスが所属する、ネットワークに対するIPアドレスのことを指し、ホストアドレスはパソコン1台やサーバ1台、ネットワーク機器1台に対して与えられるIPアドレスのことを指します。

IP アドレスには次の 2 つの部分があります。

  • ネットワークアドレスは、ネットワーク固有の識別子を指す一連の数字です 
  • ホストアドレスは、ネットワーク上のホストまたは個々のデバイス識別子を示す一連の数字です
CIDR とは何ですか? - CIDR ブロックと表記の説明 - AWS
CIDR とは何か、企業がクラスレスドメイン間ルーティングを使用する方法と理由、および AWS で CIDR を使用する方法。

TCPとUDPの違い

TCPとUDPの違いについては以下のLPI-JAPANの公式pdfファイルが参考になります。

https://linuc.org/docs/seminar/20200926_linuc1.pdf

参考資料

https://linuc.org/docs/seminar/20230423_linuc2.pdf

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