LinuCレベル2 201試験の出題範囲「2.01.5 カーネル実行時における管理とトラブルシューティング」の技術的内容についての解説をまとめました。
重要度 3 概要 2.6.x、3.x、4.x、5.x カーネルとそのロード可能なモジュールについての管理や照会ができる。ブートおよび実行時の一般的な問題を特定および修正することができる。udevを使用したデバイスの検知と管理について理解する。これには、udevルールのトラブルシューティングが含まれる。 詳細 コマンドラインユーティリティを使用して、現在実行中のカーネルおよびカーネルモジュールに関する情報を取得する。depmod, modinfo手作業でカーネルモジュールをロードおよびアンロードする。modprobe, insmod, lsmod, rmmodモジュールをアンロードできるタイミングを判断する。モジュールが受け取るパラメータを判断する。/etc/modprobe.d/カーネルのバージョンを確認する。uname/lib/modules/kernel-version/modules.depモジュールをファイル名ではなく別の名前でロードできるようにシステムを設定する。/proc ファイルシステム/proc/sys/kernel//etc/sysctl.conf, /etc/sysctl.d/, /sbin/sysctl/sys ファイルシステム (sysfs)/bootおよび /lib/modules の内容利用可能なハードウェアに関する情報を分析するツールdmesg, lspci, lsdev, lsusb, journalctludevルールudevmonitor, udevadm monitor, /etc/udev//etc内のモジュール設定ファイルカーネルダンプを取得する。設定は含まない。kdump, kexec

LinuCレベル2 201試験 出題範囲 | LPI-Japan
仮想環境を含むLinuxのシステム設計・ネットワーク構築において、アーキテクチャに基づいた設計、導入、問題解決ができるエンジニアであることを認定します。試験センターの他に自宅でも受験できます。受験費用は税込16,500円。
modinfo
各カーネルモジュールの情報を表示するコマンド
-d, –description(モジュールの説明)
-l, –license(モジュールのライセンス)
-n, –filename(モジュールのファイル名(パス))
-p, –parameters(モジュールがサポートしているパラメータ)
カーネルパラメータの概要
カーネルパラメータは以下の方法で値を変更することができます。
- /etc/sysctl.confにカーネルパラメータを記述する
- /etc/sysctl.d ディレクトリ配下の設定ファイルにカーネルパラメータを記述する
カーネルパラメータの値の変更における覚えておきたいポイントは以下です。
- /proc/sys配下にカーネルパラメータを操作するための仮想ファイルが置かれている
- /proc/sys配下の仮想ファイルに対する読み書きによってカーネルパラメータを設定することができる
- カーネルパラメータに対する設定内容は即座に反映させることができる
sysctl コマンドと/proc/sysの概要
sysctl -aコマンドでカーネルパラメータのすべての一覧を表示
sysctl -aコマンドで設定されているカーネルパラメータの値の一覧をすべて表示させます。
sysctl -wコマンドでカーネルパラメータを設定
sysctl -wはカーネルパラメータの値を変更するためのコマンドです。
カーネルパラメータ kernel.shmmaxの概要
modprobe コマンドの概要
modprobe コマンドはモジュールの依存関係を自動的に解決してカーネルモジュールのロード・アンロードを行うコマンドです。
