LinuCレベル2 201試験の出題範囲「2.06.2 Dockerコンテナとコンテナイメージの管理」の技術的内容についての解説をまとめました。
重要度 3 概要 Dockerを導入してコンテナ実行環境を構築できる。Dockerコンテナを実行できる。コンテナイメージを管理できる。 詳細 Dockerを導入して、ネットワークを構成する。ポート変換, フラットL2ネットワークDockerコンテナを実行して、停止する。docker ps/stats, docker run/create/restart, docker pause/unpause, docker stop/kill, docker rmDockerコンテナに接続してプロセスを実行する。docker attach, docker execコンテナイメージを管理する。Dockerレジストリ: docker images, docker pull, docker rmi, docker importDockerfile: docker build, docker commit

Dockerの概要
DockerはLXC(Linux Containers)をベースに開発されたオープンソースのコンテナ型仮想化ソフトウェアです。Docker社から有償のDocker EE(Enterprise Edition)と無償のDocker CE(Community Edition)が提供されます。
Docker上では、OS、ライブラリ、アプリケーションをテンプレート化したDockerイメージを用いることにより、ホスト環境に依存せずにコンテナを作成・起動することができます。Dockerイメージは自分で作成したり、Docker Hubというサイト(Dockerレジストリ)から公式や他の開発者が作成したものをダウンロードして使用することができます。


Dockerの使い方
Dockerのより詳しい使い方については以下のLinuC公式資料のページ17から詳細な解説を確認できます。LinuCレベル2 201試験の対策として確認しておくことをおすすめします。

https://lpi.or.jp/news/event/docs/20200531_linuc2.pdf
Dockerfileに書ける内容
Dockerfileは、Dockerイメージを作成するためのテキストファイルです。
Docker は Dockerfile から命令を読み込み、自動的にイメージをビルドできます。 Dockerfile はテキストファイルであり、イメージを作り上げるために実行するコマンドライン命令を、すべてこのファイルに含められます。 docker build を実行すると、順次コマンドライン命令を自動化した処理を行い、ビルド結果となるイメージが得られます。
LinuC公式の資料に、Dockerfileにかける内容が紹介されています。

https://linuc.org/docs/seminar/20220514_linuc1.pdf
参考資料
本記事の作成に使用した参考資料を掲載します。
https://lpi.or.jp/news/event/docs/20200531_linuc2.pdf

https://linuc.org/docs/v10/level2text.pdf
https://linuc.org/docs/seminar/20220514_linuc1.pdf


