Linuxのコアダンプについての概要をまとめました。主にエンタープライズ(法人向け)で使用されるRed Hat Enterprise Linuxに関する情報をもとに記事を作成しています。
コアダンプとは
コアダンプは、Linux上で動作しているアプリケーションがクラッシュ(強制終了)した際に出力されるダンプのことを指します。
RHEL9のRed Hatドキュメントにはコアダンプについて以下のように説明があります。
コアダンプは、アプリケーションの動作が停止した時点のアプリケーションのメモリーの一部のコピーで、ELF 形式で保存されます。
3.4. クラッシュしたアプリケーションのデバッグ | RHEL 9 での C および C++ アプリケーションの開発 | Red Hat Enterprise Linux | 9 | Red Hat Documentation
3.4. クラッシュしたアプリケーションのデバッグ | RHEL 9 での C および C++ アプリケーションの開発 | Red Hat Enterprise Linux | 9 | Red Hat Documentation
RHEL9でコアダンプを有効にする
RHEL9でコアダンプを有効にするには以下の手順で行います。
- /etc/systemd/system.confファイルを確認するorパラメータを設定する
- # systemctl daemon-reexecにて設定を適用する
- コアダンプファイルが出力されるサイズ制限を無効にする
本手順は以下を参考にしてます。
3.4. クラッシュしたアプリケーションのデバッグ | RHEL 9 での C および C++ アプリケーションの開発 | Red Hat Enterprise Linux | 9 | Red Hat Documentation
3.4. クラッシュしたアプリケーションのデバッグ | RHEL 9 での C および C++ アプリケーションの開発 | Red Hat Enterprise Linux | 9 | Red Hat Documentation
RHEL8でコアダンプを有効にする
RHEL8でもRHEL9同様の以下の手順でコアダンプを有効にできます。
- /etc/systemd/system.confファイルを確認するorパラメータを設定する
- # systemctl daemon-reexecにて設定を適用する
- コアダンプファイルが出力されるサイズ制限を無効にする
3.4. クラッシュしたアプリケーションのデバッグ | RHEL 8 での C および C ++ アプリケーションの開発 | Red Hat Enterprise Linux | 8 | Red Hat Documentation
3.4. クラッシュしたアプリケーションのデバッグ | RHEL 8 での C および C ++ アプリケーションの開発 | Red Hat Enterprise Linux | 8 | Red Hat Documentation