Linuxの内部に存在しているマニュアルを確認するmanコマンドの使い方をまとめました。
manコマンドとは
manコマンドの後ろにコマンドを指定すると、そのコマンドに関するマニュアルが表示されます。
Enterキーやスペースキーを押すことでマニュアルページをスクロールします。
manコマンドでみるファイルの保存先
Red Hat Enterprise Linux 9.5では以下のディレクトリにmanコマンドで確認するファイルが保存されています。
/usr/share/man
man <ファイル名>、man <コマンド>、という形でディレクトリ、もしくはコマンドの説明を確認できる
例えば、設定ファイルがおかれている/etcにある、ユーザーの情報が記載されている/etc/passwdについてのマニュアルを確認するには以下のコマンドを実行します。
man passwd
/etc/selinux/configで設定がされる、selinuxについてのマニュアルは以下のコマンドで確認できます。
man selinux
PAM(8)など、カッコ内の数字はman 8 pamと入力する
マニュアルの後ろにかっこ書きで数字が指定されています。数字の指定はmanコマンドの後ろに数字を入力して閲覧します。
man 8 pam
manコマンドのオプション
manコマンドのオプションをまとめました。
オプション | オプションの説明 | 例 | 例の説明 |
-k | OS内に保存されているマニュアルの名前を検索する | man -k passwd | passwdという名前のマニュアルをOS内で検索する |
-K | OS内に保存されている全マニュアルに対して説明文中に含まれている文字列を検索する | man -K passwd | passwdという文字列の含まれるマニュアルを、OS内部全体で保有しているマニュアルに対して検索をかける |
数字 | マニュアルの後ろにある(5)などの数字を指定する | man 8 pam | pam(8)のマニュアルを表示する |