【LPIC/LinuC】LPICとLinuCの違いとは

IT資格

LPICとLinuCは以下の点が異なります。

  • LPICはカナダのトロントに本部があるLPI(Linux Professional Institute)が運営している資格
  • LinuCはLPI-Japanが運営している日本のIT市場に最適化させた資格

LPICとLinuCどちらがおすすめか

LPICは、世界基準での資格になるため、外資系の企業でも技術力を証明することができます。

LinuCを取得するメリットは、日本市場に最適化されている資格であるため、日本での就職・転職する際に有利です。

もちろん、両方取得していれば、世界基準、日本基準どちらに対しても詳しくなることができます。しかしながら、どちらかを取得していれば評価してもらえるため、基本的にはどちらを取得しても問題ないかと思います。

LPIC/LinuCの概要

LPIC/LinuCは、レベル1、レベル2、レベル3とレベルごとに認定が存在します。レベル2の認定を得るには、レベル1の認定を受けていなければなりません。LPIC/LinuCレベル1認定を受けるには、101,102の2試験に合格する必要があります。LPIC/LinuCレベル2認定を受けるにはLPIC/LinuCレベル1認定を受けている状態で201,202の2試験に合格する必要があります。LPIC/LinuCレベル3認定を受けるには、LPIC/LinuCレベル1、2認定を受けている状態で300,303,304のいずれかの試験に合格する必要があります。

LPIC/LinuCの有効期限・更新

各レベルの認定は5年間有効です。認定を受けている最も高いレベルの認定を更新すれば下位レベルの認定も自動で更新されます。

例えば、LinuCレベル2認定を受けていて資格認定を更新するには、LinuCレベル2認定を再度受ければレベル1認定についても同時に更新されます。

LPIC/LinuCの受験料

LPIC/LinuCレベル1

  • 101・・・16,500円
  • 102・・・16,500円

LPIC/LinuCレベル2

  • 201・・・16,500円
  • 202・・・16,500円

LPIC/LinuCレベル3

  • 300・・・16,500円
  • 303・・・16,500円
  • 304・・・16,500円

LPIC/LinuCの試験時間

LPIC,LinuC全試験共通で、試験時間は 90 分、選択問題と記述問題が合計 60 問出題されます。

LPIC/LinuCの受け方

ピアソンビューから試験を予約します。

LPIC/LinuCの勉強方法

LPIC/LinuCのそれぞれのレベルの学習方法については以下のページでまとめました。

※準備中

就職・転職時の評価

就職の際にLPIC/LinuC認定を受けている場合の評価は、レベル1認定を受けていれば保守運用関連の仕事ができる人材として評価されます。レベル2認定を受けていれば、設計・構築が可能な人材として評価されます。レベル3認定を受けていれば、PLなどの立場で稼働が可能な人材として評価されます。

LPIC/LinuCに関連する資格

LPIC/LinuCは、ネットワークに関する内容にも触れます。LPIC/LinuCに関連する資格として以下が考えられます。

  • CCNA/CCNP/CCIEなどのcisco認定資格
  • ネットワークスペシャリスト/セキュリティスペシャリストなどの高度情報処理技術者試験
  • AWS 認定資格 / GCP認定資格などのクラウドに関する資格
  • HTML5プロフェッショナル認定試験
  • ORACLE MASTER Bronze/Silver/Gold/Platinum

LPIC/LinuCは、ネットワークに関する知識が含まれているため、Cisco認定資格や国家資格であるネットワークスペシャリストなどと相性が良いです。

AWSなどのクラウドの資格では、オンプレミスとの混合環境について問われたり、オンプレミスでサーバーがどのように構成されていて、どのように動作しているのか理解していないと理解が難しい側面があります。

そのため、LPIC/LinuCも取得し、AWS関連の資格も取得しているといった状態であればクラウドサービスに関する理解がより深まると言えます。

Linuxが使用されている環境では、Oracle Linux上にOracleのデータベースが使われているケースがあります。Oracle データベースに関する理解もあれば、そういった企業で稼動することが可能になります。

まとめ

LPIC/LinuCについての概要をまとめました。LPIC/LinuCは就職、転職に有利になることもさることながら、自身の技術力向上にも貢献する資格です。インフラエンジニア、ネットワークエンジニアの方が取得することが多い資格です。

タイトルとURLをコピーしました