【Mac】Virtual BoxにisoファイルでRed Hat Enterprise Linuxをインストールする

Linux

MacのVirtualBoxにisoファイルを使ってRed Hat Enterprise Linuxをインストールする方法をまとめました。

この記事ではApple Siliconを搭載しているMac(M4などのMと名前のつくチップを搭載したMac)を対象に記事を作成しています。

Mac用のisoファイルを入手する

今回はRed Hat Enterprise Linux 9.4をMacのバーチャルボックスにインストールします。

Red Hat

CPUのアーキテクチャがWindowsとは異なっているため注意します。上記リンクはMac向けのisoファイルを入手できるリンクです。

isoファイルをMacに実行しないよう注意する

isoファイルを実行すると、MacOSそのものがLinuxになってしまう可能性があるため、Virtual Boxの中でisoファイルを実行させます。

USBの中にisoファイルがある状態でMacを再起動するなどして誤ってRed Hatをインストールしないよう気をつけましょう。

Virtual Boxを起動する

まずはVirtual Boxを起動します。

新規(N)をクリックして新しく仮想マシンを作成します。

名前を指定します。

ISO イメージにダウンロードして入手したisoファイルを指定します。

タイプとバージョンを変更します。

MacのVirtual BoxではタイプにRed Hat Enterprise Linuxを指定することができません。代わりに、Red Hat Enterprise Linuxの開発段階のディストリビューションである、Fedoraを指定するか、バージョンを64bitで選択します。

このバージョンが正しく選択されていないと、うまく仮想マシンが起動しないので正しく選択します。

今回はタイプをOther、バージョンをOther/Unknown(64bit)でインストールします。

メモリを2GBに変更します。Fedoraを選択している場合はこの作業は不要です。

ハードディスクの容量がデフォルトだと2GBに設定されるため、20GBに設定します。参考までにWindowsのVM ware workstationでは、デフォルトで20GBで設定されます。なお、Fedoraを選択している場合はデフォルトで15GBが選択された状態になっています。

完了ボタンを押下します。

この状態で仮想マシンを起動します。

うまく起動できない場合は以下の点に留意してください。

  • 表示されたエラーメッセージでGoogle検索、もしくはChatGPT他生成AIへ質問する
  • タイプ、バージョンが正しく選択されていることを確認する、特にタイプバージョンを先に選んでからその後isoを選択するとタイプとバージョンがリセットされるので注意
  • ダウンロードしたisoファイルがaarch64と名前がついていること、このisoではない場合はCPUのアーキテクチャの問題でうまく仮想マシンが起動できない
  • Mチップが搭載されている場合はaarch64でよいが、IntelのCPUが搭載されている場合は別のアーキテクチャのisoファイルが必要
  • インストールしたVirtual BoxがApple Siliconに対応しているものであるか否かの確認

起動した仮想マシンにSSHでリモート接続する

起動した仮想マシンにSSH接続します。

まずは以下のコマンドで仮想マシンのIPアドレスを確認します。

次にターミナルを立ち上げてMac本体に設定されているIPアドレスを確認します。

GUIからは以下の手順で自身のIPアドレスを確認できます。

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