オーム社「マスタリング TCP/IP 入門編」のレビューと書籍に記載されているの技術内容まとめ

CCNP/CCNA

ネットワークスペシャリストの学習用の教材として有名な、マスタリング TCP/IP 入門編のレビューと書籍に記載されている技術内容の詳細についてまとめました。

マスタリングTCP/IP 入門編(第6版) | Ohmsha
本書は、ベストセラーの『マスタリングTCP/IP 入門編』を時代の変化に即したトピックを加え、内容を刷新した第6版として発行するものです。豊富な脚注と図版・イラストを用いたわかりやすい解説により、TCP/IPの基本をしっかりと学ぶことができ...

目次は以下の通りになっています。

  • 第1章 ネットワーク基礎知識
  • 第2章 TCP/IP基礎知識
  • 第3章 データリンク
  • 第4章 IPプロトコル
  • 第5章 IPに関連する技術
  • 第6章 TCPとUDP
  • 第7章 ルーティングプロトコル(経路制御プロトコル)
  • 第8章 アプリケーションプロトコル
  • 第9章 セキュリティ
  • 付録

OSI参照モデル、TCP/IPモデルの各階層ごとに技術を解説

他のネットワーク関連の技術書によくありがちな、OSI参照モデルごとに技術を解説するという形を本書でも取っています。

まず一番最初の章でOSI参照モデルについて詳しく解説があり、順にOSI参照モデルにのっとって技術が解説されていきます。

技術の歴史的な背景から相当詳しく書かれている

表面的に技術を客観的に解説しているだけでなく、どのような歴史的な背景があって技術が使われるようになっているかまで事細かに解説が記載されています。

各章のレビューと内容の解説

以下では、本書の各章のレビューと記載されている技術の内容について詳しくまとめていきます。

第1章 ネットワーク基礎知識の内容

第1章では、どのようにネットワークが誕生したか、また現在に至るまでどのようにネットワークの概念が変化したかについてまとめています。

ネットワークの概要について、OSI参照モデルや、プロトコルについても触れています。

プロトコルは、ネットワークの約束事であり、どのような処理でネットワークに接続するか、を規定しています。本書によると、プロトコルは、ネットワークに関係する会社でそれぞれ各社でもともとつくられていましたが、その後ISO(国際標準化機構)によってISOと呼ばれる通信体系を標準化しました。

ISO(国際標準化機構)は、国際標準としてOSIと呼ばれる通信体系を標準化しました。

マスタリング TCP/IP 入門編 第6版 – p.21

ISOは、そのOSIプロトコルを標準化する際に、OSI参照モデルを提唱し、今日に至ったとのことです。

OSIはOSIプロトコルを標準化する前に、ネットワークアーキテクチャに関する議論を十分に行いました。そして、通信プロトコルを設計するときの指標として、OSI参照モデルを提唱しました。

マスタリング TCP/IP 入門編 第6版 – p.21

この章ではコネクション型とコネクションレス型の通信方式についても解説がされています。

第2章 TCP/IP基礎知識の内容

第2章では、TCP/IPの概要について解説されています。

TCPはTransimission Control Protocolの頭文字です。

そもそもネットワークは、軍事技術の利用から始まったことが解説されています。

軍事技術の利用から始まったネットワークは、その後ARPANETというものになり、その後、TCP/IPはARPANETの研究グループによって、1970年代前半にTCP/IPが開発されたとのことです。

TCP/IPは、TCPとIPのことを意味します。

第3章 データリンクの内容

第3章では、データリンクの内容について解説されています。

「データリンク」という言葉は、OSI参照おモデルのデータリンク層を指す用語として使われる場合と、具体的な通信手段(イーサネット、無線LANなど)を指す一般的な用語として使われる場合があります。

マスタリング TCP/IP 入門編 第6版 – p.92

第4章 IPプロトコルの内容

第4章では、TCP/IPモデルのインターネット層に当たる分野について解説されています。

この章では以下の技術について解説されています。

  • IPv4アドレス
  • 経路制御(ルーティング)
  • IPv6アドレス

第5章 IPに関連する技術の内容

第5章では、第4章で詳しく解説したIPに関する技術に加えて、さらにIPに関連する技術について解説されています。

  • DNS
  • ドメイン
  • ARP
  • ICMP
  • DHCP

第6章 TCPとUDPの内容

第6章では、OSI参照モデル、TCP/IPモデルのトランスポート層に関する技術について詳細がまとめられています。

トランスポート層では、TCPとUDPの識別がされます。

第7章 ルーティングプロトコル(経路制御プロトコル)の内容

第7章では、第6章で紹介したトランスポート層からさらに第4章、第5章で紹介したネットワーク層まで戻り、ルーティングプロトコルについて詳しく解説されています。

第8章 アプリケーションプロトコルの内容

第8章では、OSI参照モデルの第5から第7レイヤ(5セッション層、6プレゼンテーション層、7アプリケーション層)・TCP/IPモデルのアプリケーション層についての技術が解説されています。

ネットワークを利用するアプリケーションには、Webブラウザ、電子メール、遠隔ログイン、ファイル転送、ネットワーク管理などがあります。また、FacebookやTwitter、Instagram、LINE、YouTubeなどのサービスを利用するためにスマートフォンにインストールする専用アプリもネットワークを利用します。それぞれのアプリケーションではアプリケーション特有の通信処理が必要です。このアプリケーション特有の通信処理を行うのがアプリケーションプロトコルです。

マスタリング TCP/IP 入門編 第6版 – p.296

第9章 セキュリティの内容

第9章ではファイヤウォールや暗号化などのネットワークに関わるセキュリティ分野の技術について解説されています。

付録の内容

付録には、以下の内容が掲載されています。

  • IETFやISOC、IANA、ICANNなどの情報、公式サイトの情報
  • IPアドレスのクラス情報
  • 物理層に関する詳しい技術的な解説
  • ツイストペアケーブル、光ファイバケーブルの詳しい技術的解説
  • FDDI、Token Ringなどの現在ではあまり使われていない技術の解説
タイトルとURLをコピーしました