各種ネットワークに関する技術と、ネットワーク機器の使い方に関する概要をまとめました。
ネットワークとは
ネットワークは、パソコンやスマートフォンとコンピュータをつなげる技術のことです。
ネットワーク(network)は、一般的に「網」を意味する英単語が語源で、人やモノをつないで情報や資産を互いに共有しあっている状態を指します。
例えば、会社組織というネットワークでは、さまざまな部署(人)が互いに情報を共有しあい、会社の利益を上げるという同じ目的のために働いています。そしてIT領域においてネットワークとは、「コンピューターネットワーク」のことであり、ケーブルや通信経路を通して、複数のコンピューターをつなげる技術や状態のことを指します。

OSI参照モデル
OSI参照モデルは、ネットワークの通信機能を7つの階層に分割したモデルのことです。ネットワークの技術の理解を深めやすくした概念です。
OSI モデルとは何ですか?
Open Systems Interconnection (OSI) モデルは、ネットワーク通信機能を 7 つの層に分割する概念的なフレームワークです。 OSI モデルとは何ですか? - 7 OSI レイヤーの説明 - AWSOSI モデルとは何か、企業が OSI モデルを使用する理由、および AWS で OSI モデルを使用する方法。

OSI参照モデルの詳細については以下の記事で説明しています。
OSI参照モデルを理解するメリット
OSI参照モデルを理解することで、よりネットワークの技術を理解することができます。
複雑なシステムについての共通の理解
エンジニアは OSI モデルを使用して、複雑なネットワークシステムアーキテクチャを整理およびモデル化できます。主な機能に応じて、各システムコンポーネントのオペレーション層を分離できます。抽象化によってシステムをより小さく管理しやすい部分に分解できるため、システムを全体として概念化することがより容易になります。

3階層ネットワーク設計モデル
3階層ネットワークモデルは、以下の3階層からなるネットワークの構成です。
- コア層
- ディストリビューション層
- アクセス層
コア層はディストリビューション層を集約する層です。企業のバックボーンとなるのでコアスイッチは高価で大容量トラフィックの処理が可能なシスコのNEXUSなどで構成されます。冗長性などを考慮して設計します。
ディストリビューション層はフロアスイッチを集約する層で、アクセススイッチを束ねるスイッチのことを指した層です。トラフィックの転送、拒否やルーティング処理をポリシーに基づき実施します。L3スイッチで構成されコア層にトラフィック転送を行います。
アクセス層はパソコンやプリンタなど末端の機器が接続されるスイッチの層を指します。アクセス層は接続機器が多くなるのでL2スイッチなど安価な機器で構成します。フロアスイッチとも呼ばれます。
Ciscoのネットワーク機器
シスコ社のネットワーク機器の概要などについては以下の記事でまとめています。
Tera TermでCiscoのネットワーク機器を操作する
以下の記事でTera Termでシスコのネットワーク機器を操作する方法をまとめています。
Juniperのネットワーク機器
Juniperのネットワーク機器の詳細は以下の記事でまとめています。
ネットワーク機器にSSH接続してネットワーク機器を操作する
Tera Term(Windows向けソフト)を使用して、SSHでネットワーク機器に接続してコマンドでネットワーク機器を操作できます。
まとめ
ネットワークの技術的概要、ネットワーク機器の各種概要についてまとめました。ネットワーク機器を操作して設定することで、サーバーのネットワークに関する設定を行っていける情報を提供していきます。