通信プロトコルの概要をまとめました。
通信プロトコルとは
通信プロトコルは、通信に関わるルールを決めたものを指します。
「こういう通信を行います」ということを示したものです。
プロトコルの種類
プロトコルにも種類があります。
プロトコルの種類 | 説明 |
インターネットプロトコル | OSI参照モデルの第3層で使用するプロトコルと、第4層で使用するTCP/UDPに関するプロトコルの総称。 |
ルーティングプロトコル | |
セキュリティプロトコル/セキュアプロトコル | |
アプリケーションプロトコル | |
ネットワークプロトコル | 通信プロトコルの別称。OSI第3層で働くプロトコルのことではない。 |
ポート番号との違い
広く使われる各通信プロトコルにはデフォルトでポート番号が割り当てられます。ウェルノウンポートと呼ばれるポート番号は、頻繁に使われるプロトコルが使用しているあらかじめ決めれたポート番号です。
OSI参照モデルと通信プロトコル
ネットワークは、OSI参照モデルによって1から7までの層が規定されています。
通信プロトコルによって、以下のOSI参照モデルのどの層で動作するのかが異なります。
関連する用語 | プロトコルの一例 | ||
第7層 | アプリケーション層 | Apache (HTTP)などのアプリの動作 | HTTP、SNMP、SSHなど |
第6層 | プレゼンテーション層 | 文字コードの変換(ASCII、EBCDICなど)、ファイルの圧縮・展開等 | SSL/TLSなど |
第5層 | セッション層 | セッション切れ | IMAP、POP3、SIPなど |
第4層 | トランスポート層 | TCP/UDP | TCP、UDP、IPsec、QUICなど |
第3層 | ネットワーク層 | IP(IPアドレスを認識する層) | IPv4、IPv6、BGP、EIGRP、RIP、OSPFなど |
第2層 | データリンク層 | MACアドレス | ARP、PPPなど |
第1層 | 物理層 | ケーブルの種類 | ISDNなど |
例えば、ポート番号25はSMTPですが、第7層のアプリケーション層で動作します。

通信プロトコル - Wikipedia
ネットワークスペシャリストではRFC番号でプロトコルを答える問題が出題される
IPAが実施している国家資格、ネットワークスペシャリストでは、RFC番号とプロトコルに関する記述問題が出題されます。
RFCによって規定される通信プロトコル
インターネット技術の標準化を推進する団体IETF(Internet Engineering Task Force)が発行している文書に割り振られているのがRCFです。
RFC(Request For Comments)です。
プロトコル | RFC |
ルーティングプロトコル
ルーティングプロトコルには以下があります。
プロトコル名 | 説明 |
RIP | |
OSPF | |
IS-IS | |
BGP | |
EIGRP |