ネットワークスペシャリストの試験概要、勉強方法まとめ

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ネットワークスペシャリストの試験概要をまとめました。

ネットワークスペシャリストの概要

IPAで公開されているネットワークスペシャリストの試験概要を表にまとめました。

資格名称ネットワークスペシャリスト
実施団体独立行政法人情報処理推進機構 (IPA:Information-technology Promotion Agency, Japan)
https://www.ipa.go.jp/about/index.html
資格分類国家資格
ITSSレベル4
公式サイトhttps://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/nw.html
受験料7,500円(税込、令和7年度)
出題範囲https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/gaiyou.html
上記リンク先に掲載されている以下のPDFファイルを確認ください。
https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/nq6ept00000014fp-att/syllabus_nw_ver4_1.pdf
試験時間午前1 9:30 ~ 10:20 (50分)
午前2 10:50 ~ 11:30 (40分)
午後1 12:30 ~ 14:00 (90分)
午後2 14:30 ~ 16:30 (120分)
合格点午前1 60/100 以上
午前2 60/100 以上
午後1 60/100 以上
午後2 60/100 以上
出題方式午前1 多肢選択式(四肢択一)
午前2 多肢選択式(四肢択一)
午後1 記述式
午後2 記述式
出題数午前1 出題数:30問、解答数:30問
午前2 出題数:25問、解答数:25問
午後1 出題数:3問、解答数:2問
午後2 出題数:2問、解答数1問
資格の有効期限なし(合格後の資格失効期限なし)
資格の更新料なし
過去問https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/index.html

受験料は年々値上げされているが1万円以下で受験でき、生涯有効な国家資格

ネットワークスペシャリストは、2025年3月時点では、1年の1回実施されてる受験料7,500円の国家資格です。一度合格すれば有効期限が特になく、生涯有効な資格になっています。

ネットワークの基礎・応用が学べる、すべてのインフラエンジニアにお勧めの資格

ネットワークに関する技術は、Ciscoのネットワーク機器を使用するネットワークエンジニアだけが必要な技術ではありません。OSも、クラウドも、データベースでも、ネットワークに関連する技術を理解していなければいけない部分があります。

ネットワークスペシャリストは、インフラ技術を専門に扱うすべてのエンジニアにお勧めの資格試験だといえます。実務的な観点でいえば、たとえネットワークスペシャリストに合格できずとも、本試験対策でネットワークに関する技術をしっかり体系的に学ぶことになるので、合格できなくとも本試験の対策を行うだけでも十分に価値があります。

出題方式は午前中に選択問題、午後から記述問題

ネットワークスペシャリストは、午前試験で選択問題を解答します。午後試験で記述問題に解答します。

午前試験は過去問対策で問題なく突破が可能

午前試験は過去問の使いまわしも多く、4つの選択肢から1つを選んで回答する試験であるため、基礎的なネットワークの理解があれば突破はそれほどむつかしくありません。

各午前試験についての詳細な概要は以下の記事でまとめました。

午前1試験についてはネットワークスペシャリストだけでなく、データベーススペシャリストなどの高度情報処理技術者試験で共通の試験になります。同じ日に実施される応用情報技術者試験の午前80問のうち30問がピックアップされて出題されます。

午後試験は具体的な対策が必要

午後試験は過去問を複数解き、解答と問題文をよく理解できている状態であることもさることながら、最新技術の理解であったり、過去に出題されてはいない技術についても独学しておいたほうが有利な試験になります。

各午後試験についての詳細な概要は以下の記事でまとめました。

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