Oracle社が提供しているデータベース、Oracleデータベースの認定資格を自学自習で取得する方法をまとめました。
Oracleデータベースの認定資格の概要
Oracle データベースの認定資格はOracleが提供しているデータベースの技術力を証明する資格です。
OracleはOracleデータベース以外にも製品を提供しているので、Oracleの各製品にそれぞれOracleの認定資格がありますが、この記事では特にデータベースの認定資格に関する資格の自習方法を紹介します。
OracleブロンズはOracleデータベースに関連するやる気を示す資格
Oracleデータベースのブロンズ資格はOracleデータベースの基礎的な知識の理解を示す資格です。実際の実務作業で使用する技術に関しては試験範囲で扱っていないため、あくまでも就職する際のやる気を示す程度の資格だと言えます。
Oracleシルバーまでだと実務で必要な知識が足りない
Oracleシルバーから、実際の実務で使用する知識が試験で問われますが、シルバーまでだとマルチテナント構成にふれていなかったり、データベースのバックアップ(RMAN)・リカバリについて触れないため
Recovery Manager(RMAN)とは、データベースでバックアップおよびリカバリ・タスクを実行し、バックアップ計画の管理を自動化するOracle Databaseクライアントのことです。Recovery Managerによって、データベースのバックアップ、リストアおよびリカバリが大幅に簡単になります。
Oracleゴールドまで取得できて実務で問題なく作業ができるレベル
Oracleゴールドの内容まで理解して初めて実務で問題なく作業ができるレベルの理解ができていることといえます。
取り急ぎ、データベースの技術的理解をしたい現場の担当者はシルバーとゴールドの参考書(株式会社コーソルが出版している黒本)を購入しておくのがおすすめです。筆者も株式会社コーソルの黒本をシルバーとゴールド分どちらも1冊ずつ持っています。
Oracleデータベースを自習するのに使用する教材
Oracle データベースの認定資格を自習で取得するのに使える教材を紹介します。
コーソルの黒本:Oracle監修の教材
コーソルが出版している黒本は、Oracleが監修している教材になります。内容を熟読して、すべての問題を理解して、参考程度に書いてある情報にもしっかり目を通しておくことでOralceデータベースの認定資格に対応できる技術力が身に付きます。
執筆は日本オラクル株式会社監修の下、日本で6名しかいないOracle ACE (Oracle Database分野)であり、これまでにOracle Database関連の著書を6冊執筆している弊社エンジニア渡部を中心に行っています。
Oracleシルバーの黒本の紹介
Oracle シルバーの黒本については以下の記事で詳細が説明されているので一度参考にしておくのもおすすめです。
ping-tで学力(Oracleデータベースの技術的理解力)を伸ばす
ping-tは一問一答のような形で、問題があって解答をしていき、解説を読むことで技術力を向上させる問題集です。
まずは何が何だかわからなくても問題と解答をとりあえず暗記していき、あとから思い返すことで暗記した内容から情報をつなげて知識を身に着ける形で自習で学んでいくことができます。
examtopicsで本番さながらの演習をする
examtopicsは本番のOracle認定資格に類似した形式で問題の回答の取り組むことができるサービスです。
勉強方法はOracleの公式ブログやコーソルのブログに記載があるので参考にする
Oracle データベースの認定を提供しているOracle社や黒本を執筆しているコーソル社の公式サイトでは、Oracleデータベースの認定資格取得に関する学習方法を展開しています。
黒本を執筆しているコーソルのブログ
黒本での勉強の仕方を以下の記事で説明しています。
コーソルが出版している黒本の中にも勉強方法について詳細が記載してある
Oracleデータベースを実際に使ってみる
VMware workstation をパソコンにインストールして、その中でOracle Linuxをインストールし、Oracle Linux上にOracle Database をインストールすることで実際にデータベースを操作してみることができます。
以下は21cの例ですが、一応問題なくOralce Databaseを操作できます。
まとめ
Oracle Database の認定資格に関する情報をまとめました。Oracle のデータベースを操作できること、技術的な理解があるとインフラエンジニアとして、活躍が見込めます。資格を取得してインフラエンジニアとして活躍しましょう。
また、データベースを専門としていなくても、Oracleのデータベースが職場で使われていれば、ORAエラーが表示されたときのトラブルシューティング等でできる業務が広がるので、Oracle認定資格の学習はしておくと何かと職場で活躍が見込めるはずです。