Tera Termでシスコのネットワーク機器を操作する方法をまとめて紹介します。
ter len 0コマンド
シスコのネットワーク機器のコマンドは、入力した後一定の行を超える結果を出力する場合出力結果が「—-more—-」で区切られてしまい、スペースキーを押さないと詳細を確認することができません。
ter len 0コマンドを入力すると、「—-more—-」でコマンドの出力結果が区切られずにコマンド実行結果を表示させることができます。
ter len 0コマンドは以下のコマンドの省略です。処理は以下のコマンドと違いはありません。
terminal length 0
Cisco IOS CLI コマンド モードの概要
シスコのネットワーク機器は、コマンドを実行するモードがいくつかあります。
たとえば、特権execモードでしか実行できないコマンド、グローバル コンフィギュレーション モードで実行する必要があるコマンドなど、があります。実行したい処理に合わせてモードを変更します。
Cisco IOS Configuration Fundamentals コンフィギュレーション ガイド - Cisco IOS コマンドライン インターフェイス の使用 [Cisco IOS 15.1S]
Cisco IOS コマンドライン インターフェイス の使用
上記のシスコ公式サイトでは、以下のモードについてまとめています。
次の項では、これらのコマンド モードについて詳しく説明します。
- 「ユーザ EXEC モード」
- 「特権 EXEC モード」
- 「グローバル コンフィギュレーション モード」
- 「インターフェイス コンフィギュレーション モード」
- 「サブインターフェイス コンフィギュレーション モード」
- 「ROM モニタ モード」
enableコマンドで特権EXECモードにする
enableコマンド、もしくはenableを省略したenコマンドを実行することで、シスコのネットワーク機器を特権モードに変更できます。
ユーザーの後ろの文字が「#」になる
特権モードではユーザーの後ろの文字列が「#」になります。
enableコマンド実行後にconf tコマンドを実行してグローバル コンフィギュレーション モードにする
enableコマンドを実行して特権モードになったあと、configure terminalコマンドを実行する、もしくはそれを省略したconf tコマンドを実行することでグローバル コンフィギュレーション モードに入ることができます。
showコマンド
シスコの機器で設定を確認するには、showコマンドを実行します。