WindowsとLinuxの文字コードについてまとめ

Linux

テキストファイルには、文字コードが設定されています。

Windowsの文字コード

Windows10, Windows Server 2019 / 2022はデフォルトの文字コードがShift-jis(CP932)に設定されています。Shift-jisはASCIIを拡張して作られているので、半角英数のみを確認するとASCIIと同じ文字コードとなります。

以下のコマンドでWindowsの文字コードを確認します。

chcp

参考:https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/administration/windows-commands/chcp

Windows Server 2022でコマンドプロンプトでchcpコマンドを実行した結果は以下です。

C:\Users\Administrator>chcp
現在のコード ページ: 932

Linuxの文字コード

Linuxの標準の文字コードはUTF-8に設定されています。

Red Hat Enterprise Linux 9, 10では以下のファイルにLinuxのロケール情報が保存されています。

/etc/locale.conf

システムで設定しているロケールの情報をRed Hat Enterprise Linuxで確認するには以下のコマンドを実行します。

# localectl status

WindowsとLinuxの文字コードの違いが与える影響

WindowsとLinuxの文字コードが違うことによって生じる影響例は以下です。

  • WindowsでLinuxのテキストファイルを読み込むと文字化けする、逆もしかり
  • 改行コードが異なる(SJIFT-JISはCR+LF、UTF-8はLF)

Windowsの文字コード(ロケール)を変更する

Windows Server 2022で文字コードを実際に変更する手順を以下に示します。

まずは左下のWindowsアイコンをクリックして、設定アイコンをクリックします。

次に設定ウィンドウの時刻と言語をクリックします。

時刻と言語をクリックしたら、左ペインの言語をクリックします。

下にスクロールして「管理用の言語の設定」をクリックします。

「システム ロケールの変更(C)」をクリックして「現在のシステム ロケール(C)」を変更します。

Linuxの文字コードを変更する

Linuxのロケールを変更する方法をまとめた記事を提供しています。

以下の記事でRHEL9.5で文字コードをデフォルトのUTF-8からShift-JISへ変更する方法と実際に変更してみた作業証跡をまとめています。

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