【Windows/Linux】ダンプファイルの概要まとめ

OS

ダンプファイルの概要をまとめました。

ダンプファイルとは

ダンプファイルは、エラー発生時に問題を診断するのに役立つと思われる追加情報 (内部制御ブロックなど) がある場合に作成されるファイルのこと。

ダンプ・ファイル
ダンプ・ファイルは、エラー発生時に問題を診断するのに役立つと思われる追加情報 (内部制御ブロックなど) がある場合に作成されます。 ダンプ・ファイルに書き込まれるデータ項目はそれぞれ、問題の判別に役立つようにタイム・スタンプが関連付けられて...

エラーが発生した際にそのエラーの詳細が書かれたファイルで、ダンプファイルを分析することである程度エラーの詳細を把握することができます。

ダンプファイルの種類

ダンプファイルにも種類があります。

  • カーネルダンプ
  • コアダンプ
  • メモリダンプ

カーネルダンプ

カーネルに関するダンプファイルです。カーネルはOSの中核を担うソフトウェアで、OSに関するエラーについて記載があるダンプファイルです。

Windowsでカーネルダンプはメモリダンプと同じ扱いです。

カーネル メモリ ダンプ - Windows drivers
カーネル メモリ ダンプ

RHEL9でカーネルダンプの作成を有効にするには以下の記事を参考にします。

第16章 kdump の有効化 | カーネルの管理、監視、および更新 | Red Hat Enterprise Linux | 9 | Red Hat Documentation
第16章 kdump の有効化 | カーネルの管理、監視、および更新 | Red Hat Enterprise Linux | 9 | Red Hat Documentation

コアダンプ

Red Hat Enterprise Linuxの公式サイトにはコアダンプについて以下の記載があります。

コアダンプは、アプリケーションの動作が停止した時点のアプリケーションのメモリーの一部のコピーで、ELF 形式で保存されます。コアダンプには、アプリケーションの内部変数、スタックすべてが含まれ、アプリケーションの最終的な状態を検査することができます。

3.4. クラッシュしたアプリケーションのデバッグ | RHEL 8 での C および C ++ アプリケーションの開発 | Red Hat Enterprise Linux | 8 | Red Hat Documentation
3.4. クラッシュしたアプリケーションのデバッグ | RHEL 8 での C および C ++ アプリケーションの開発 | Red Hat Enterprise Linux | 8 | Red Hat Documentation

コアダンプは、Windowsのメモリダンプに相当するダンプファイルです。

メモリダンプ

メモリダンプは、Windowsの実行中のプログラムに関するダンプファイルです。

詳細は以下マイクロソフト公式サイトが参考になります。

カーネル ダンプまたは完全なクラッシュ ダンプを生成する - Windows Client
カーネルまたは完全なクラッシュ ダンプを生成し、出力を使用していくつかの問題のトラブルシューティングを行う方法について説明します。

アクティブメモリダンプ

Windowsのダンプファイルは、通常容量の大きいファイルになりますが、アクティブメモリダンプは一部のダンプをフィルターして除外します。

アクティブ メモリ ダンプ - Windows drivers
アクティブ メモリ ダンプ

Windowsでダンプファイルの設定をする

以下のページを参考にWindowsにダンプファイルの設定をすることができます。

カーネル ダンプまたは完全なクラッシュ ダンプを生成する - Windows Client
カーネルまたは完全なクラッシュ ダンプを生成し、出力を使用していくつかの問題のトラブルシューティングを行う方法について説明します。

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