【Windows】Windows Server 2022 特定のディクスパーティションの容量を拡張する方法まとめ

OS

ディスクを拡張する方法をまとめました。

以下のMicrosoft公式記事を参照しています。

Windows および Windows Server で基本ボリュームまたは動的ボリュームを拡張する
Windows または Windows Server で基本ボリュームまたは動的ボリュームを拡張します。 ディスク管理または PowerShell を使用して、ボリュームに未割り当て領域を追加します。

今回作業する環境は以下です。

  • Windows 11 Pro
  • VMware workstation 17.6.3

上記の環境のWindows Server 2022について作業証跡をまとめました。

作業の流れ

以下の流れで作業します。

  • ハイパーバイザからディスクを拡張
  • 回復パーティションを一時的に無効化・削除
  • 対象のドライブを拡張
  • 回復パーティションを復旧させる

では作業をしていきましょう。

まずはVMware上からディスクの容量を拡張する

まずはVMware workstationからOSのディスクを拡張します。ESXiであればESXiの、NutanixであればNutanixの管理画面からディスクの拡張を行います。

OS側から拡張したディスクを確認する

まずはWindowsボタンをクリックして「コンピュータの管理」をクリックします。

今回、60GBに設定されているものを80GBにしたので20GB増えています。

未割当になっているので、これを割り当てていきます。ただし、このやり方で割り当てると、Cドライブを拡張する形ではなくて、新しくドライブを追加することになります。ディスクを拡張するには「正常(回復パーティション)」を一度削除してから拡張する必要があります。

回復パーティションの削除はGUIからできないためコマンドで実行します。

未割り当ての部分を右クリックして「新しいシンプル ボリューム」をクリックします。

ディスクの文字列に、拡張したいCドライブを指定できません。これは回復パーティションが邪魔している証拠です。回復パーティションを削除していきます。

回復パーティションを無効にする

まずは回復パーティションの状態を確認します。以下はGUIでの確認です。

CUIで確認していきます。reagentcコマンドをコマンドプロンプトで使用します。

REAgentC のコマンド ライン オプション
REAgentC のコマンド ライン オプション

WindowsキーとRキーを同時に押してcmdと入力します。

こうすることでコマンドプロンプトを起動できます。

左下の「検索するには、ここに入力します」にcmdと入力しても問題ありません。

コマンドプロンプトを起動したら以下のコマンドで回復パーティションの状態を確認します。

reagentc /info

Windows RE の状態:がEnabledに、つまり有効になっているので、これを無効化させていきます。

以下のコマンドを実行して

回復パーティションを無効化します。

reagentc /disable

再度/infoで状態を確認します。無効化されています。

GUIで確認するとまだ回復パーティションがあるのでこのパーティションを一時的に削除します。

以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。

Diskpart

以下のコマンドを順次実行します。

List Disk
Select Disk 0
List Partition
Select Partition 4

まずは今のディスクの状態です。

次にディスクを選択します。

Disk 0の各パーティションを確認します。

回復パーティションを選択して削除します。

割り当てられた回復パーティションは以下のコマンドで削除します。

delete Partition override

回復パーティションがこれで削除され、未割り当ての状態になりました。

ボリュームを拡張する

追加したディスクを拡張していきます。

List Volume
Select Volume 1
extend

回復パーティションを復旧する

まずは削除した回復パーティションを復旧します。

shrink minimum=600
create Partition primary
format quick fs=ntfs label=Recovery
set id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac
gpt attributes=0x8000000000000001

次に回復環境を有効化します。

reagentc /enable
reagentc /info
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