ホームルーターとモバイルルーターの違い
項目 | ホームルーター | モバイルルーター |
---|---|---|
利用場所 | 固定(自宅) | 携帯可能(外出先でも使用可) |
電源 | コンセント常時接続 | バッテリー内蔵、充電式 |
通信速度 | 高速・安定しやすい | 地域や環境により変動しやすい |
サイズ | 大きめ | 小型・ポケットサイズ |
設置 | 工事不要・電源を入れるだけ | 工事不要・電源ONで即利用可 |
同時接続台数 | 多い(10~30台程度) | 少なめ(5~15台程度) |
ホームルーターのメリットとデメリット
メリット
- 設置が簡単:光回線のような工事不要。コンセントに挿すだけで利用可能。
- 通信が安定しやすい:屋内利用に特化しているため、アンテナ性能も高く速度が安定。
- 同時接続に強い:PCやスマート家電など多数のデバイスを同時に接続可能。
- 引っ越しに強い:光回線と違って、住所変更しても再契約が不要な場合が多い。
デメリット
- 外では使えない:基本的に持ち運び不可。出張や旅行先では使えない。
- 大きめサイズ:卓上据え置き型なのでスペースを取る。
- 契約期間があることも:キャリアによっては2年縛りなどがある。
モバイルルーターのメリットとデメリット
メリット
- 持ち運び可能:外出先でも高速通信が使える。Wi-Fiがない場所でPCやタブレットが活用可能。
- バッテリー内蔵:電源がなくても数時間の利用が可能。
- 複数端末接続:スマホ、ノートPC、ゲーム機などを同時に接続できる。
- 旅行・出張にも便利:通信環境が不安定な場所でも比較的安定した接続が得られる。
デメリット
- 通信速度が不安定な場合あり:利用場所や時間帯によっては速度低下が起きる。
- バッテリー管理が必要:使用前に充電しておかないと使えない。
- 接続台数に制限:接続可能な機器数が10台以下の場合もあり、大人数での利用には不向き。
おすすめの人・対象者
ホームルーターが向いている人
- 自宅でPC・スマート家電をよく使う人
- オンラインゲームや動画配信などを安定して使いたい人
- 工事不要で光回線の代替を考えている人
- 引っ越しが多く、光回線の解約・再契約が面倒な人
モバイルルーターが向いている人
- 出張や旅行、外出先での通信が多い人
- 家でも外でも1台でネットを使いたい人
- スマホの通信量を節約したい人(ノートPCやタブレットを併用する人)
キャリアの通信回線とセットで契約するとお得になる
ホームルーターやモバイルルーターは携帯キャリアとのセット契約により以下のような特典がつく場合があります:
- 月額料金の割引(例:スマホとセットで▲1,100円/月)
- 端末代が実質無料
- 通信容量の優遇(無制限プランなど)
- ポイント付与(dポイント、auポイント、PayPayポイント等)
大手キャリアのモバイルルーターの例(2025年7月時点)
docomo(ドコモ)
- Wi-Fi STATION SH-54C
- 5G対応
- 下り最大4.2Gbps
- バッテリー内蔵(約6時間駆動)
- 5Gギガホ プレミアとのセットで割引あり
au(KDDI)
- Speed Wi-Fi 5G X12(NEC製)
- 5G SA対応
- 下り最大3.9Gbps
- 2.4GHz/5GHz両対応
- auスマートバリュー適用でスマホ料金割引
SoftBank(ソフトバンク)
- Pocket WiFi 5G A101ZT
- 下り最大2.4Gbps
- バッテリー駆動 約8時間
- SoftBank Airとの併用やスマホセット割で割引適用
まとめ
- 自宅中心ならホームルーター、外でも使いたいならモバイルルーター。
- スマホと同時契約で月額が安くなるケースが多いので、既存キャリアでのセット契約を検討するとお得。
- 通信量が多い人や家族利用なら、通信容量無制限プランのあるキャリアルーターがおすすめ。