Wi-Fiルーターとは?家庭におけるインターネットの中継役
Wi-Fiルーターは、インターネット回線(光回線・ホームルーターなど)とスマートフォンやパソコンをつなぐ無線通信のハブです。
有線でインターネットを引いただけでは、スマホやノートパソコンでWi-Fi通信はできません。家庭にWi-Fiを張り巡らせるためには、Wi-Fiルーターが必要不可欠です。
主な役割
- 複数の機器を同時にネットに接続
- 端末同士の通信を仲介(NAS・プリンタ接続など)
- 有線から無線に変換し、Wi-Fi通信を可能にする
Wi-Fiルーターの選び方
1. 対応規格と速度(Wi-Fi世代)
規格 | 周波数帯 | 最大通信速度 |
---|---|---|
Wi-Fi 5(802.11ac) | 5GHz | 3.5Gbps |
Wi-Fi 6(802.11ax) | 2.4GHz/5GHz | 9.6Gbps |
Wi-Fi 6E(802.11ax) | 2.4GHz/5GHz/6GHz | 9.6Gbps |
Wi-Fi 7(802.11be) | 2.4GHz/5GHz/6GHz | 46Gbps |
参考:https://www.tp-link.com/jp/wifi7/
最低でもWi-Fi 5以上、可能ならWi-Fi 6以上がおすすめ
2. 接続台数・間取りで選ぶ
利用環境 | 推奨スペック・機能 |
---|---|
ワンルーム | Wi-Fi 5以上、2ストリーム対応 |
2LDK〜3LDK | Wi-Fi 6以上、ビームフォーミング&MU-MIMO対応 |
戸建て | メッシュWi-Fi or 中継機対応ルーター |
3. アンテナ・通信の安定性
- 外付けアンテナありモデルは電波が遠くまで届きやすい
- ビームフォーミング対応は特定の端末に電波を集中させて効率アップ
4. 有線LANポート数も要チェック
- NASやゲーム機、テレビなどを有線でつなぐならLANポート数は重要
- ギガビットLAN対応かどうかも通信速度に影響
5. 価格帯別おすすめルーター
価格帯 | モデル名 | 主な特徴 |
---|---|---|
〜5,000円台 | TP-Link Archer C6 | Wi-Fi 5対応。小〜中規模の部屋で十分 |
7,000〜10,000円台 | BUFFALO WSR-5400AX6S | Wi-Fi 6+IPv6対応。4ストリームでファミリー向け |
10,000〜20,000円台 | ASUS RT-AX3000 | 安定性抜群。ゲーマーにも人気。WPA3+IPv6対応 |
20,000円以上 | TP-Link Archer AX90 / Deco X90 | トライバンド+メッシュ対応。戸建て全体カバー可能 |
おすすめWi-Fiルーター
おすすめのWiFiルーターを紹介します。
バランス重視のミドルモデル
BUFFALO WSR-3200AX4S(Wi-Fi 6対応)
- 最大2402Mbps(5GHz)
- IPv6対応、4ストリーム
- 約7,000円前後で購入可
速度優先のハイスペックモデル
TP-Link Archer AX80
- Wi-Fi 6対応、最大6Gbps超
- 8ストリーム+USBポートあり
- MU-MIMO/OFDMA対応
2階建て住宅向け メッシュ対応モデル
ASUS ZenWiFi AX Mini(2台セット)
- Wi-Fi 6メッシュ
- 一軒家や広めのマンションでも電波が安定
- スマホアプリで簡単設定
メッシュWi-Fiとは?
複数のWi-Fiルーターを連携させて、家全体をカバーする仕組み。中継機よりも接続が安定し、途切れにくいのが特徴。
- 壁が多い家、2階建て以上の家に最適
- 家中どこにいても同じSSIDで接続が切り替わる
まとめ
Wi-Fiルーター選びで失敗しないためには、「対応規格」「部屋の広さ」「接続台数」などを踏まえて、自分の使用環境に最適なスペックを選ぶことが大切です。
ルーターは一度買えば数年使えるもの。多少の投資でも快適なネット環境の土台になります。