WindowsとMacどちらがおすすめか、用途別におすすめのパソコンをまとめました。
Windowsがおすすめの作業・用途
一般的な事務作業・オフィス業務
会社の一般的な事務作業オフィス作業においてはWindowsがおすすめです。主な理由は多くの会社で採用されるMicrosoft OfficeがWindowsに最適化されているためです。
- 多くの企業がWindowsを採用しており、Word・Excel・PowerPointなどのOffice系アプリが標準
- 社内システムや業務ツールがWindows前提で設計されていることが多い
- ファイル互換性でトラブルが少ない
Windowsは事務作業に最適化されているOSでオフィス用のソフトもWindowsに最適化されています。そのため、会社の事務作業用にはWindowsを使用しましょう。
コスト・価格重視
おすすめ:Windows
- エントリーモデルはMacよりも安価
- 自作・BTOによってコストを抑えつつ性能重視の選択が可能
- パーツ交換やアップグレードも柔軟
ゲームプレイ・ゲーミング用途
ゲームをパソコンでプレイする場合はWindowsのほうが対応しているソフトが多いためWindowsがおすすめです。
おすすめ:Windows
- SteamなどのゲームプラットフォームがWindows向けに最適化されている
- グラフィックボードを搭載したゲーミングPCの選択肢が豊富
- ゲームパッド、MOD、VRなどとの互換性が高い
- Apple Silicon(Mチップ)に対応しないゲームもある
学校・教育用途
学校は社会に出たときに必要なことを教えます。前述の通り多くの会社でMicrosoft Officeが採用されることからWindowsのほうがOfficeに向いておりおすすめです。ただし、クリエイティブな作業にはMacのほうが向いているのとiPhoneなどのApple製品向けのアプリを開発する場合はMacが必要です。
おすすめ:Windows(ただしApple製品中心の学校ならMac)
- 多くの学校・教育機関ではWindowsを採用
- 手頃な価格帯のノートPCが豊富
- ただし、デザイン系の専門学校やMac前提の学科ならMacが無難
Macがおすすめの作業・用途
クリエイティブ作業(動画編集・音楽制作・デザイン)
動画編集・音楽制作・デザイン等のクリエイティブな作業にはMacがおすすめです。
- Final Cut ProやLogic Proなど、Apple専用の高性能クリエイティブソフトが豊富
- デザイナーや動画編集者など、業界でMacの使用率が高い
- Retinaディスプレイの美しさが色表現に強い
Macはデフォルトで入っている動画編集ソフトiMoviだけでなく、他のクリエイティブ系のソフトもMacに最適化されていることが多くクリエイティブな作業に向いているOSです。
https://www.apple.com/jp/imovie
また、Macのパソコンやディスプレイはきれいなディスプレイになっているため、創作を掻き立てるデバイスとしてMacを使用できます。
プログラミング・開発
iPhoneやMacなどのアップル製品向けにアプリを開発したい場合はMacは必須です。
おすすめ:両方(目的により異なる)
- Web・アプリ開発(iOS含む):Mac
- Xcodeが必要なためiOSアプリはMacでしか開発できない
- ゲーム・Windows向けアプリ開発:Windows
- UnityやVisual Studioとの親和性が高い
- Linux環境の構築を想定:Mac(UNIXベースで親和性が高い)
モバイル連携やApple製品との連携を重視する場合
おすすめ:Mac
- iPhone・iPadとの連携(AirDrop、メッセージ、連絡先など)がスムーズ
- Apple IDを中心としたエコシステムの中で統一感がある
- iCloudでのデータ同期やHandoff機能が便利
どちらを選ぶべきか
Windows、Macどちらがおすすめかを表にまとめました。
用途 | おすすめ |
---|---|
ビジネス・事務作業 | Windows |
安さ・自由度を重視したい | Windows |
ゲーム | Windows |
学校で使うパソコン | Windows(学校によりけり) |
動画・音楽・デザイン | Mac |
iPhoneユーザー | Mac |
アプリ・Web開発(iOS含む) | Mac |
WindowsとMacのどちらがよいか迷ったら
- iPhoneやiPadを使っている場合 → Macとの連携が魅力
- ゲームや3Dアプリを中心に使うなら → Windowsの方が断然おすすめ
- 特にこだわりがなく、コスパ重視 → WindowsのBTOノートPCでOK
やめておいたほうがいいWindowsの選び方
こういう選び方はやめておいたほうがいいという例を紹介します。
安さだけで選ぶ(激安モデル)
特に理由もなく安いからというだけで選ぶのはやめたほうがいいです。理由は、想定しているより性能が低く、思った通りに作業ができないことや雑な設計でサポートもないためすぐに故障する可能性もあるためです。
NG理由:性能不足・寿命が短い
- 3万円台〜5万円台の格安Windowsノートは、CPUがCeleronや古いPentiumだったり、メモリが4GBしかないことが多く、想定した作業をするのにストレスを感じることがあります。
- ストレージもeMMCなど低速で、アプリのインストールやアップデートだけで限界が来ることも。
どんなに安くとも、最低でも「Core i5 / Ryzen 5」+「メモリ8GB以上」「SSD 256GB以上」のモデルを選んでおくと安心です。
「ゲームもできるかも」で家庭用パソコンを選ぶ
NG理由:ゲーム向けスペックではない場合がほとんど
- 一般向けノートパソコン(Office付きなど)では、GPU(グラフィックボード)が搭載されておらず、3DゲームやSteamの人気タイトルはまともに動かない。
- 「軽いゲームならいけるだろう」は罠。すぐ限界が来る。
ゲームをするなら「GTX」「RTX」「Radeon RX」などのGPUが搭載されているモデルを選ぶ。
よくわからないBTOショップや中古PCを選ぶ
NG理由:トラブル時のサポートが不透明
- 極端に安いBTOパソコンや個人売買・海外並行輸入品などは、故障・保証・サポートで泣きを見る可能性が高い。
🟩 代案:信頼できるBTOメーカー(マウス、ドスパラ、フロンティアなど)か、大手の量販店モデルを選ぶ。
やめておいたほうがいいMacの選び方
デザインや「オシャレそう」という理由だけで選ぶ
NG理由:必要なことができない・割高になる可能性あり
- 目的が「WordとExcelが使えればOK」という事務用途の場合、Macを選ぶとOfficeの互換性でストレスを感じることも。
- 見た目だけでMacを買うと、ソフトの対応状況や外部機器の接続で「え、これ使えないの?」となりやすい。
🟩 代案:Macを選ぶなら「iPhoneとの連携を活かす」「Final Cutを使いたい」など具体的な理由があることが理想。
スペックをカスタマイズせず最低構成のまま買う
NG理由:将来的な拡張が不可能なモデルが多い
- MacBook AirやMacBook Pro(Mチップ搭載)は、購入時の構成が固定。メモリやストレージを後から増やせません。
- 初期構成(8GBメモリ / 256GB SSDなど)では、プロ用途や将来のOSアップデートに不安が残ります。
🟩 代案:予算が許すならメモリ16GB以上 / SSD 512GB以上が長く快適に使える構成。
「iPhone持ってるからなんとなくMacでいいか」と妥協する
NG理由:用途と性能が合わないことがある
- iPhoneユーザー=必ずしもMacが必要ではない。PCでやりたいことが明確でないと、オーバースペック・高コストになってしまう。
🟩 代案:iPhone連携が必要かどうかを考慮しつつ、予算と用途に合うかを冷静に判断することが重要。
共通してNGな選び方
「よくわからないけど、とりあえず有名だから」で買う
- Apple、HP、Lenovo、Dellなど有名ブランドでも、モデルによってはローエンドすぎて使い物にならないことがあります。
- 型番やレビューを確認せずに買うのは避けるべき。
まとめ
- やりたいこと・使いたいアプリを明確にする
- 将来の使い方・拡張性を考慮する
- スペック(CPU・メモリ・ストレージ)を最低限確認する
- サポートや保証の有無を確認する
- 「なんとなく」や「安いから」で選ばない